SORAH Design System
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DESIGN SYSTEM 2026.09
SORAH Design System / 03 · Scene Patterns

From language
to experience.

定義を、体験へ組み立てる。

Foundationsの操作とEarth Languageの現象をつなぐ章です。ひとつを探索するScene、順に観察するStory、関係を読むCrosspoint。同じ値と意味を、目的に合った構成へ。

組み立ての設計資料SORAH Design System / 2026.09
Choose a pattern

読者に、何を見つけてほしいか。

01 / Scene

ひとつの現象に、必要な手がかり。

DUSTの色と地図を選ぶ ↗
北大西洋へ広がる砂塵構成見本 / 合成データ
砂塵の配色と地理を示す合成データの構成見本
タイトル → 現象 → 凡例・読取り → 時刻・出典
  1. 観察を名づける

    タイトルは見えていることを表す。対象・場所・期間を説明する。

  2. 現象の面を決める

    題材の優先ビューと地図を選ぶ。UIの外観は独立させる。

  3. 読める状態をつくる

    凡例・単位・日時・欠測を示す。主値と補間表示のラベルを示し、元値・元地点・時刻・計算方法は詳細で確認できるようにする。

  4. 操作と根拠を添える

    時間を動かし、停止し、出典へ戻れる。操作の大きさと動きはFoundationsを参照する。

DUSTの設計例
夜 / B2(陸の起伏)を起点に、AODの値域・時刻・欠測をSceneで固定。配色はEarth Language、操作はFoundations、描画と検査はImplementationから組み立てます。
02 / Story

視点を動かし、観察を深める。

同じ現象に対して、読者が見る順序をつくります。各段階が参照するSceneとデータの版を残し、カメラ移動を値の変化と混同しない構成にします。

01 / Overview

全体を見る

分布の広がりと対象期間を示す。凡例・単位をここで共有する。

02 / Focus

ひとつの場所へ寄る

同じ配色と値域のまま、注目する場所を名指す。

03 / Compare

別の時刻を比べる

時刻を明示して比べる。変化が読めたところで止め、出典へつなぐ。

これは編集構成の例です。動画やStoryの実装済み機能を示すものではありません。時系列Sceneは表示時に自動再生し、停止・時刻指定を表示します。非表示時と動きを減らす設定では停止します。Story全体の自動進行や地球儀の自動回転を意味しません。

03 / Crosspoint

ふたつの現象から、関係を読む。

スペクトラムの面は1つ。もう一方は単色の点・線へ。連続する面どうしは、一方を値付きの等値線に変えます。4つの地域で、重ね合わせた地図と、それを構成する2つのレイヤーを見比べます。

実際の地理 × 合成の現象
海岸線・国境はNatural Earth 1:50m。現象の分布・経路・強度は、組み合わせを説明するための合成データです。

添付の実制作資料も船舶と航空・北極圏の船舶に収録しています。北極圏の図は海氷を非表示にした参考図です。以下は配色と組合せを検討する合成データの実例です。

CP1 / 北極海 / NIGHT / B4

氷の縁と航路は、どこで接するか。

北極海氷 × 航路

合成データの設計例
北極海の地図。重ね合わせ / 海氷の密接度 × 航路。地理はNatural Earth、現象は合成データ。
重ね合わせ / 海氷の密接度 × 航路
北極海の地図。01 面 / 海氷の密接度。地理はNatural Earth、現象は合成データ。
01 面 / 海氷の密接度
北極海の地図。02 線 / 航路。地理はNatural Earth、現象は合成データ。
02 線 / 航路

凡例 / 海氷の密接度

疎ら / 0密 / 1

橙の線は航路。線幅は交通量の大小を表す設計例です。

この組み合わせの読み方

白に近いほど密な氷。その縁に沿う線と、氷域を横切る線を追います。面を静かに保ち、航路は縁取りで分離します。

北極中心の正距方位図法。海岸線だけのB4で、海上の関係へ視線を集めます。

海氷・航路・交通量は合成。航行可能性を示す図ではありません。

CP2 / アマゾン周辺 / DAY / B3

乾きの分布と火点は、どこで重なるか。

乾き × 火

合成データの設計例
アマゾン周辺の地図。重ね合わせ / 乾きの相対強度 × 火点。地理はNatural Earth、現象は合成データ。
重ね合わせ / 乾きの相対強度 × 火点
アマゾン周辺の地図。01 面 / 乾きの相対強度。地理はNatural Earth、現象は合成データ。
01 面 / 乾きの相対強度
アマゾン周辺の地図。02 点 / 火点。地理はNatural Earth、現象は合成データ。
02 点 / 火点

凡例 / 乾きの相対強度

乾きが強い弱い

赤の点は火点。円の面積は合成した火の強度を表します。

この組み合わせの読み方

淡い褐色の面を背景に、赤い点の集中を読みます。面と点が同じ赤系に寄らないよう、乾湿の淡い範囲を使います。

国境を持つB3。分布と国・地域の位置関係をたどれる地図にします。

乾湿・火点・強度は合成。乾燥と発火の因果を実証する図ではありません。

CP3 / 東アジア / DAY / B3

大気の分布と都市の活動は、どこで重なるか。

大気汚染 × 人の活動

合成データの設計例
東アジアの地図。重ね合わせ / 大気汚染の相対強度 × 都市の活動。地理はNatural Earth、現象は合成データ。
重ね合わせ / 大気汚染の相対強度 × 都市の活動
東アジアの地図。01 面 / 大気汚染の相対強度。地理はNatural Earth、現象は合成データ。
01 面 / 大気汚染の相対強度
東アジアの地図。02 点 / 都市の活動。地理はNatural Earth、現象は合成データ。
02 点 / 都市の活動

凡例 / 大気汚染の相対強度

低 / 0高 / 1

橙の点は都市。円の面積は合成した活動指数を表します。

この組み合わせの読み方

紫の濃淡を面の主役に、都市の活動を橙の円で重ねます。点が面を隠しすぎない大きさと、白い縁取りを組み合わせます。

国境を持つB3。都市は実際の位置へ置き、国・沿岸域との関係を残します。

大気の値と活動指数は合成。観測濃度・人口・排出量ではありません。

CP4 / 北西太平洋 / DAY / B4

海の暖冷と台風の進路は、どこで交わるか。

海面水温 × 台風

合成データの設計例
北西太平洋の地図。重ね合わせ / 海面の暖冷指数 × 台風の経路。地理はNatural Earth、現象は合成データ。
重ね合わせ / 海面の暖冷指数 × 台風の経路
北西太平洋の地図。01 面 / 海面の暖冷指数。地理はNatural Earth、現象は合成データ。
01 面 / 海面の暖冷指数
北西太平洋の地図。02 線 / 台風の経路。地理はNatural Earth、現象は合成データ。
02 線 / 台風の経路

凡例 / 海面の暖冷指数

冷 / −1暖 / +1

白縁の黒線は経路。T0 → T3は時間の順序を示します。

この組み合わせの読み方

暖冷を二方向の色で読み、経路を中立色の線でたどります。時点を点とラベルで示し、線の方向を色の意味と混同させません。

海岸線だけのB4。海面の連続性と陸への接近を、同じ地図上で読みます。

暖冷・経路・時点は合成。実在の台風や将来予測を示していません。

地理出典:Natural Earth。生成条件・データ来歴。重なりは観察の手がかりであり、因果関係の証明ではありません。

近い色も、組み合わせられる。

煙と大気汚染のような2つの連続面は、面+等値線へ。地震と火、火と人為は色だけで分けず、輪郭の円と透過を組み合わせます。透過はα 0.35以上。合成後の見え方を実際の画面で確認します。

1 枠2 透過3 レイヤー

地図は、面の題材に従う。

乾き×火は乾湿のB3。海面水温×台風は気温のB4。題材単独の地図を二重に敷かず、関係を読むための一枚を選びます。面がない点・線どうしの組は、文脈を記録して地図を決めます。

Crosspoint / Continuous fields

ふたつの面は、面と等値線で読む。

煙を色の面、大気汚染を単色の等値線にする。面はひとつに保ち、等値線へ値を直接記し、両方の変数・単位・期間を見える位置へ置きます。

西ヨーロッパの実地理に、合成した煙の面とPM2.5の10・25・40の等値線を重ねた作例
面:煙 0–1 AOD / 白い等値線:PM2.5 10・25・40 µg/m³。両方とも2026年9月20日12:00 UTCの瞬時値という想定。現象は架空の合成データ。等値線は健康基準ではありません。
集計期間が違う場合
「煙=12:00の瞬時値、PM2.5=9月の日平均の平均」のように両方の期間を常時表示し、同時発生を表さないことを明記します。線は連続量から生成し、欠測をまたいだり分類の境界を平滑化したりしません。
Design → Build

設計を、曖昧さなく渡す。

Subject

題材・昼夜・地図

Meaning

値域・単位・基準・欠測

Experience

操作・時刻・読取り・出典

Release

版・検査・公開成果物