SORAH Design System
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DESIGN SYSTEM 2026.09
04 / Implementation に戻る

制作・検査・失敗事例

入力から出力まで、機械で確認する条件と人が判断する条件を分けます。Sceneとは別に、カード・動画・二言語の検査を扱います。

適用範囲
カード・動画・二言語とコンテンツ制作の規範を、Sceneの規範と区別して掲載します。条文と件数はengine.norm.RULESから生成します。未実行を合格扱いしません。

過去の失敗事例は当時の書体名・測定結果を保持しています。現在の新規制作はPoppins/Noto Sans JPを使用し、旧書体の測定値を流用しません。

検査の契約

engine.norm.RULESの編集カード・動画・二言語の規範です。適用単位、判定方法、実装位置を明示します。検査結果は制作ごとの出力に添付してください。

50条 / 自動 35条 / 人が確認 15条。画像・動画ごとに検査を実行し、未実行を合格扱いしません。

工程ごと

工程条自動人
光を当てる1394
焦点を結ぶ14104
写し取る20155
三つを貫く312

検査の入口(領域)ごと

領域条自動人
図1293
動き12111
言葉1293
横断1468

全条項

card:1枚ごと / pair:二言語の対 / video:動画の生成前と生成後 / content:記事連動コンテンツ。公開前に動画の最終フレームと静止画、音声トラックの有無も検証します。

X-01 / card / 人が確認

一つの発見が、図・動き・言葉の三つの現れ方を取る

図・動き・言葉は三つの規範ではない。先に発見が1つあり、図はそれを描き、動きはそれが現れる順を決め、言葉はそれを名指す。三つが別々のことを言っていたら、どれかが発見から離れている。

根拠:v5.1 07「1図1メッセージ」を三領域に拡張 / 実装:人が制作物を確認

X-02 / card / 自動検査

発見の前提は、発行のたびに検算する

「一度も下がっていない」「最後の3年」「増えた年は1年」── 見出しが立っている前提は、毎回データから確かめ、崩れていたら発行しない。前提が崩れた図は、きれいなまま嘘になる。

根拠:各型の demo() が ValueError を投げる / 実装:forms.*.demo

X-03 / card / 自動検査

現れ方は発見の種類が決める。作り手が決めない

動きの語彙は7つに閉じていて、発見のカテゴリごとに使えるものが決まっている(推移→時間で刷る、偏差→基準が先、地理→地が先、不確かさ→推定が先、翻訳→量が先…)。「かっこいいから」で選べる余地を残さない。

根拠:norm.REVEAL_FOR / 実装:norm.REVEAL_FOR

X-04 / card / 自動検査

二言語は同じ発見を運ぶ

和文版と欧文版は訳ではなく、同じ発見の二つの現れ方。**数量・日付・単位は完全に一致していなければならない。**言い回しは違ってよい。

根拠:読者の多数は英語。数字がずれたら二枚とも嘘になる / 実装:人が制作物を確認

X-05 / card / 自動検査

検査に落ちた出力は生成されない

規範は文書に書いただけでは守られない。機械が判定できる条項は検査に変換し、落ちたら画像も動画も書かない(fail-closed)。例外は台帳の Don't 図版だけ。

根拠:engine.spec / engine.motion / 実装:Card.save / motion.render

X-06 / card / 人が確認

光を当てる ── データに対応しない要素を置かない

そこにあるものを見えるようにするだけで、何も足さない。装飾・比喩の形・イラスト層・写真の地は、データでないので照らしても現れない。「装飾を排したタイポグラフィ主導」はこの帰結であって出発点ではない。F-07(1枚1色相)・F-09(罫の最小限)の上位原則。

根拠:方向性 v2.1 §3 光を当てる(NASA SVS「何も足さない」) / 実装:人が制作物を確認

X-07 / card / 自動検査

焦点は一つ ── 前に出る発見は1枚に1つ

名前は一つのものにしか付かない。**太字と色を持つ名指し(線末の札・山の名前・寸法線の値)は1枚にちょうど1つ**。二つ目を前に出したくなったら、それは二枚目の図。選ばれなかったものは消さずに後ろへ退く ── 地の重さの注記と Source の層に退避する。削ぐことと隠すことは違う。

根拠:方向性 v2.1 §3 焦点を結ぶ(Migliozzi「記録年だけに色」) / 実装:Card._leads(bold の名指しを数える)

X-08 / card / 人が確認

焦点は観察 ── 名づけて、決めない

見出しと landing は観察の文で、評価語・因果の断定・「だから」を含まない。「夏の四つの最高記録は直近の四年」は焦点、「だから危険だ」は結論。SORAH は前者で止まる。結論を出さないことで、図と landing は開いたままでいられる。T-01 の上位原則。

根拠:方向性 v2.1 §3 但し書き / 実装:人が制作物を確認

X-09 / card / 自動検査

基準の所在 ── 立場は基準の選び方にだけ現れる

平年・基準期間・閾値・除外条件を先に決め、**図題か図中の注記に必ず書く**。型は何を基準にしたかを宣言し(Card.basis)、宣言した語が図題か注記に無ければ発行しない。今年だけに色を使い、暫定データの範囲を切り、除外条件(「M4.0以上」「全地被」「都市化の分を含む」)を書く。

根拠:方向性 v2.1 §5 中庸(Rojanasakul “not included”/Goodsell「水分子は描かない」) / 実装:Card.basis / norm._x09

X-10 / card / 人が確認

写し取る媒体 ── 質感・尺・判型は媒体が決める

画面は画面、動画は動画、紙は紙の像を持つ。G1→G2→M1 は**導出であって複製ではない**── 同じデータと同じ焦点でも、媒体が像を決める。どれかを別のものに擬態させない(静止画に動画の残像、動画にページの段組、紙に画面の光)。

根拠:方向性 v2.1 §3 写し取る(Anadol/池田亮司「媒体が像を決める」) / 実装:人が制作物を確認

F-01 / card / 自動検査

作画が紙面を支配する

作画は紙面の 55% 以上(G1 は 56.6%=936×764px)。作画が小さいのは、何を見せるか決められていないことの現れ。

根拠:商品は版面いっぱいに図がある / 実装:人が制作物を確認

F-02 / card / 自動検査

凡例を置かない

置ける場所があるなら図の上に直接書く。凡例は色と意味を目で往復させる。代わりに、線の端・面の中・点の横に名前を置き、それでも足りなければ**縮小図の列か数字の格子**を敷く(AQUA FLUXUS / GLACIES LIQUOR #1)。

根拠:v5.1 07「凡例より直接ラベル」+商品の構造 / 実装:人が制作物を確認

F-03 / card / 自動検査

図の中に注釈が1つ以上ある

注釈は説明文ではなく図の一部。パターンか解釈を名指す。「ここにデータがあります」は注釈ではない。

根拠:v5.1 07「注釈が図の主役」 / 実装:人が制作物を確認

F-04 / card / 自動検査

量は順序・発散、種類は分類色で表す

量の大小は順序色、基準との差は発散色で表す。順序のない種類には分類色を認める。fill_kind=categoryを宣言し、分類名を直接併記する。色だけで種類を伝えない。虹(jet / rainbow / turbo)は順序が知覚と一致しないので使わない。

根拠:2026-09-20 対話で分類色を採用 / v5.1 07 / 実装:人が制作物を確認

F-05 / card / 自動検査

長さ・面積で量を表す型はゼロ起点

棒・縞・面・柱はゼロ起点。線・点・地図は任意だが、波線省略はしない。主エンコーディングを宣言してから描く(marks=)。

根拠:v5.1 07「比較を歪めない」 / 実装:人が制作物を確認

F-06 / card / 自動検査

グレースケールで生きる

データに使う色は、明度だけで区別がつくこと(明度差 24 以上)。赤緑の識別に依存しない。VI Blue #00BFFF はブランド専用でデータに使わない。

根拠:v5.1 07「グレースケールで生きる」 / 実装:人が制作物を確認

F-07 / card / 自動検査

1枚1色相を基本に、分類は種類で色を分ける

有彩色は1枚に1系統(発散だけ2色相)。色は今年か記録か、焦点の合った一つにだけ置き、残りは無彩色の濃淡で退く。分類データは例外として種類ごとに色相を分け、名前を併記する。G1の分類は上限4区分。5区分以上は図を分ける。商品は4点中3点が特色1〜2版で刷られている。

根拠:商品の実仕様(doc H §2-1)+ Migliozzi / 実装:人が制作物を確認

F-08 / card / 自動検査

1つの要素は1px 以上を占める

系列の点が版面の幅に対して 1px 未満になるまで詰め込まない。元データより細かい解像度に集計しない。読めない密度は密度ではなく汚れ。

根拠:v5.1 07 六角格子の条項 / 実装:人が制作物を確認

F-09 / card / 人が確認

軸・罫・格子は最小限。消して読めるなら消す

残す罫は #F0F0F0 まで薄く、目盛は2〜4本、単位は最上段だけ。商品には軸も目盛も格子罫も無い。

根拠:v5.1 07 Do +商品「していないこと」 / 実装:人が制作物を確認

F-10 / card / 人が確認

地図である必然性がある

位置そのものが発見であるときだけ地図にする。量が発見なら地図ではなく量の型へ。面積で量を表すなら正積図法を使う。

根拠:v5.1 07 地図を使ってよい条件 / 実装:人が制作物を確認

F-11 / card / 自動検査

区画を塗るなら、率・種類・回数のどれかを宣言する

区画の塗りが運べるものは三つ。**率**(分母がその区画に属する割合・密度)、**種類**(順序を持たない区分)、**回数**(数え上げ)。**絶対量は選べない** ── 読者は塗られた面積を量として読むので、分母を持たない量で塗ると、広い区画が濃く見えるだけの図になる。回数で塗れるのは区画の大きさが揃っているとき(固定格子)だけで、国や県のように大きさの違う区画では、回数は率に直す。種類のときだけ色相を区分の数だけ使ってよく(上限4)、その色は順序を持たない ── だから凡例ではなく、区分の名前を図の中で直接名指す。表は norm.FILL_KINDS。

根拠:v2.1 の「率でしか塗らない」を三つに分けた(2026-09-06)。禁じるべきだったのは率以外ではなく、分母を持たない量 / 実装:人が制作物を確認

M-01 / video / 自動検査

動きは情報を運ぶときだけ使う

何が変わったかを運ばない動きは装飾。装飾では動かさない。版面(判型・余白・五つのスロットの位置)は動かない。カメラも動かない ──ズーム・パン・パララックスなし。

根拠:v5.1 06 Motion 原則 / 実装:人が制作物を確認

M-02 / video / 自動検査

現れ方は1枚に1つ

7つの語彙(数える/時間で刷る/基準が先/推定が先/地が先/参照が先/量が先)から1つだけ。2つ混ぜると、読者はどちらを追えばいいか分からなくなる。

根拠:norm.REVEALS / 実装:人が制作物を確認

M-03 / video / 自動検査

現れ方は発見の種類が決める

推移なら時間で刷る。偏差なら基準が先。地理なら地が先。不確かさなら推定が先。翻訳なら量が先。作り手の裁量は、その中でどれを選ぶかまで。

根拠:norm.REVEAL_FOR(X-03 の動き側) / 実装:人が制作物を確認

M-04 / video / 自動検査

文字は現れるだけ

260ms のフェードと 8px の上移動、1方向。文字は移動しない・変形しない・回らない。現れる順は読む順(kicker → 見出し → 罫 → 図題 → 作画 → 注釈 → landing → 出典)。

根拠:v5.1 06「要素の出現 260ms / translateY(8px)+fade / 1方向のみ」 / 実装:人が制作物を確認

M-05 / video / 自動検査

図中の注釈は、作画がその位置に届いたときに現れる

注釈が出る順番は、作画が明らかになる順番と同じ。「7月22日が記録」の札は、作画が7月22日を通ったときに出る。これが M-01 の実体。

根拠:v5.1 06「動きは情報を運ぶ時だけ」 / 実装:人が制作物を確認

M-06 / video / 自動検査

速さは1つ(ease-out)

イージングは1種類。spring は「操作の応答にだけ」使うものであって、単体で受け取られる図版に操作は無い。

根拠:v5.1 06 の時間・イージング表 / 実装:人が制作物を確認

M-07 / video / 自動検査

止まる

最後の 3 秒以上は完全な静止。**その最後の1コマは静止版と同じ絵**。検査は書き出した動画から実際に最後のコマを取り出し、静止版と突き合わせる ── はっきり違う画素(いずれかのチャンネルで 48/255 以上)が 0.5% 未満、平均差 2.0 未満。H.264 の圧縮差はここに収まり、コマがずれていれば桁で外れる。ループしない。

根拠:v5.1 06「無限ループ禁止。3回で止める」 / 実装:人が制作物を確認

M-08 / video / 自動検査

音は無い

発信のグラフィックに音を持たせない。音が要る主張は、図が足りていない。

根拠:SORAH の発信物はすべて無音 / 実装:人が制作物を確認

M-09 / video / 自動検査

尺は 8〜20 秒

短すぎると作画が読めず、長すぎると静止版で足りる。作画に与える時間は尺の 4〜6 割。

根拠:実測(87 本の線が読める下限が約 5 秒) / 実装:人が制作物を確認

M-10 / video / 自動検査

静止版を必ず持つ

prefers-reduced-motion の環境、印刷、サムネイルには静止版を出す。静止版は動画の最後のコマから書き出す(M-07 と同じ絵であることの担保)。

根拠:v5.1 06「prefers-reduced-motion で全アニメーションを停止する」 / 実装:人が制作物を確認

M-11 / video / 自動検査

束はデータの時間の順に現れ、焦点は最後

系列そのものに時間の順がある図(1 本が 1 年の束、発生順のある出来事の点)は、その順に一つずつ置く ── 古い年から新しい年へ、下の線から上の線へ。束が全部置かれてから基準(平均・帯)が現れ、**焦点(今年の 1 本と名指し)は最後**。今年が束から出ていく瞬間が、そうして初めて見える。検査は段取りを実際に回し、各要素が最初に見える時刻を測って順を突き合わせる。

根拠:実測(2026-09-05、夏の束 87 本)。型は部品に sequence / focus の役どころを付けるだけ / 実装:人が制作物を確認

T-01 / card / 人が確認

観察のレジスターに立つ

見出しは図に見えているパターンを名指す。規範・断定・扇動をしない。「〜すべきだ」「危機」「衝撃」は観察ではない。**語彙は T-06 が機械で見る(売り言葉と価値判断の表)。レジスターそのものは人が見る** ── 表に無い語でも、良し悪しを先に決めてから図を選んでいれば、それはもう観察ではない。

根拠:SEE 編集原則 + v5.1 08 / 実装:人が制作物を確認

T-02 / card / 自動検査

見出しは文ではなく名指し

常体。句点で終えない。問いかけにしない。和文は全角17字以内、欧文は 68 字以内(46pt で3行)。1行の切れ目は改行文字で指定する。

根拠:v5.1 08 見出しの作法 / 実装:人が制作物を確認

T-03 / card / 自動検査

結論の数字と術語は見出しに置かない

測った量(+1.73°C・429.1ppm・16万km²)と術語(偏差・パーセンタイル・extent)は本文に潜ませる。見出しが運ぶのは数の**向き**か、例外の**無さ**。

根拠:v5.1 08 / 実装:人が制作物を確認

T-04 / card / 自動検査

landing は読み方を渡す。凡例の説明にしない

「色は…を表す」「縦軸は…」は凡例であって読み方ではない。何を1本が表すか、どこを見るか、何と比べたかを渡す。「〜は含まない」を書いてよい。和文54字・欧文100字以内。

根拠:v5.1 08 / 実装:人が制作物を確認

T-05 / card / 自動検査

出典に観測日がある

データ名・基準期間・観測日・暫定の別・ライセンスを2行以内に。「今日」「最新」と書くなら、その日付がどこかに必ずある。

根拠:v5.1 07「不確かさを描く」 / 実装:人が制作物を確認

T-06 / card / 自動検査

使わない語がある

二群ある。**売り言葉**(革新的・イノベーション・ソリューション・シームレス/innovative・revolutionary・seamless・unprecedented・alarming)と、**価値判断・規範**(優しい・こわい・ひどい・深刻・正しい・愚か・危険・脅威・過激・〜すべきだ/gentle・scary・devastating・dangerous・wrong・foolish・should)。図に現れているのは量であって善悪ではない。良し悪しは読者が決める ── 作り手が先に決めてしまうと、図は根拠ではなく飾りになる。絵文字も使わない。表は norm.BANNED と norm.JUDGEMENT。

根拠:v5.1 08「使わない語」+ T-01 の語彙側 / 実装:人が制作物を確認

T-07 / card / 自動検査

同じものを2つの言葉で呼ばない

台帳の語彙(norm.LEXICON)に載っている言い換えを使う。「平年」は書かず基準期間を書く。「anomaly」は書かず difference from … と書く。

根拠:20枚目のカードが1枚目と違う語を使わないため / 実装:人が制作物を確認

T-08 / card / 人が確認

本文の数量は、図でその量に使った色で組む

landing の中の数字を図の色で太く組めば、凡例を置かずに本文が凡例になる。1文に2つまで。数字以外の語には使わない。

根拠:NYT の作法 + F-02 / 実装:人が制作物を確認

T-09 / card / 自動検査

和欧混植は組版で解く

和文を含む行は欧文連も同じ書体・同じウェイト。約物の隣に四分アキを入れない。数量は単位ごと、カタカナ語はひと続きで次行へ送る。

根拠:v5.1 03 Typography + doc H §3 / 実装:人が制作物を確認

T-10 / pair / 自動検査

二言語で数量・日付・単位が一致する

和文版と欧文版から数量と年を抜き出して突き合わせ、1つでも違えば発行しない。訳のずれは、片方が古いデータのまま残ることで起きる。丸めの差は 1% まで許す(和文の「万」と欧文の k は位取りが違うので、16万km² と 159k km² は同じ量の別の丸め)。

根拠:X-04 の言葉側 / 実装:人が制作物を確認

T-11 / card / 自動検査

図の中の言葉も、同じ台帳で書く

図題・図中の注記・数字の札の文は、見出しや landing と同じ語の検査を通る(T-06 使わない語 + T-07 台帳の語彙)。四つのテキストスロットだけを見ていると、抜け道が開く ── 「優しい日本と、こわい日本」は見出しに置けば落ちるのに、塗り分けの図題に置けば通ってしまっていた。図の中は言葉の数が少ないぶん、一語が図全体の意味を決める。

根拠:実測(2026-09-06): 図中の注記はどの検査も通っていなかった / 実装:人が制作物を確認

CP-01 / content / 人が確認

主張とデータの範囲を揃える

制作前に対象期間・地域・単位・基準期間・分母・網羅性を記録する。観測、補間、推定、シナリオ、地理的背景を区別する。施設数を電力消費へ、流域面積の割合を水量の減少率へ読み替えない。

根拠:2026-09-26 content production retrospective / freshwater approved example / 実装:人が制作物を確認

CP-02 / content / 人が確認

本文と注記の階層を分ける

本文は現象と自然・暮らしの関係を進める。比較条件や図の読み方は近くに見出し付き注記を置く。対象年・予測・分母など主張を変える条件は数値の近くにも残す。注記は色と余白で区別し、十分なコントラストを保ち、原稿保存でも落とさない。

根拠:2026-09-26 content production retrospective / freshwater approved example / 実装:人が制作物を確認

CP-03 / content / 人が確認

現象を主役に、日付と単位を読める位置へ

図版の主役を文字で隠さない。コピー、観測期間、数値と単位・分母、凡例、注記に階層を設ける。文字トークンは開始値として使い、実際のスマートフォン表示で確認する。凡例の色・線幅・高さの意味を記し、背景や未評価を正常値として見せない。

根拠:2026-09-26 content production retrospective / freshwater approved example / 実装:人が制作物を確認

CP-04 / content / 人が確認

日英と媒体別の構図を同じデータから組む

日本語記事には日本語図版を用意し、日英の値・期間・尺度・出典を揃える。文字量に合わせて改行と配置を変える。4:5・9:16・2:3は対象媒体に応じた作例で、主役や注記を切る単純クロップをしない。写真は各言語の説明と作者・ライセンス・撮影日・加工の有無を付す。

根拠:2026-09-26 content production retrospective / freshwater approved example / 実装:人が制作物を確認

CP-05 / content / 人が確認

データの変化と視点の移動を分ける

動画化前に開始・中間・終了の構図を確認する。固定時点の地球回転を時間変化と見せず、自転を表す場合は西から東を地点で検証する。ループ指定時は姿勢・ラベル・データ・音声の接続と停止感をエンコード後に確認する。18秒・60fpsを他作品の固定条件にしない。

根拠:2026-09-26 content production retrospective / freshwater approved example / 実装:人が制作物を確認

CP-06 / content / 人が確認

制作・承認・配信を別の状態として見せる

1テーマ1入口を維持し、P1〜P3、確認状態、媒体別の配信状態を別に記録する。配信に回した状態を公開済みと呼ばない。承認revision・更新日・更新内容を表示し、更新前のサイトを最新版と案内しない。P1は主張と絵、P2は構成と主要場面、P3は全文と配信素材を揃える。

根拠:2026-09-26 content production retrospective / freshwater approved example / 実装:人が制作物を確認

CP-07 / content / 人が確認

必要な素材だけ読み込み、更新する

一覧は軽いサムネイルと状態を表示し、詳細ページで必要な画像を読み込む。レビュー動画はポスターと再生操作から始める。原本・レビュー用・配信用を区別し、原稿更新で未変更の動画を再生成しない。素材の不変URLと版を維持し、保存先を分ける場合も閲覧権限を変えない。

根拠:2026-09-26 content production retrospective / freshwater approved example / 実装:人が制作物を確認

09 — Rules × inputs

少ない規則 × 多い入力

三つの工程は制約であって、多様性の源ではない。制約が生むのは一貫性で、多様性はもう一つの軸から来る。 少ない規則と多い入力の組み合わせが、量と多様性を保ちながら「誰の仕事か一目で分かる」状態を作る。Economist の日刊チャートや Kurzgesagt がそうである。

左に三つの工程という少ない規則、中に発見の種類・現れ方・媒体・番組・五群という多い入力、右にこの台帳がいま刷った実際のカードの格子。
規則は一貫性を、入力は多様性を担う。右の格子はこの台帳がいま刷ったカードそのもの。暖まる地球の偏差を毎日出す番組は、wonder 系の対重がないと疲弊を運ぶ。

番組への差分(dv_content_formats)

群差分台帳側の受け
SIGNAL発見カテゴリに「翻訳(analog)」を追加。Landing の型に「〜は含まない」を許す07 章「暦の翻訳」/T-04 に明文化
STUDYサブシリーズ IF(反実仮想・予測の帯)。uncertainty で動く。月 108 章の初回
WORKW1 作品札を「刷った日=固定された参照、今日=偏差」として compare の関係で書く未着手(判型 P の型と一緒に)
STUDIO初回記事は「機械が見つけた四つの食い違い」(T-10 の結果)。自己批評の公開が中庸の証明になる10 章の失敗事例がその素材
R1 記事順路の「不確かさ」節を「見えないもの」に改名し、除外条件を一文で書く02 章の小見出しを合わせた
番組wonder 系(aqua / sylvania)を気候番組の対重として位置づけ、「良くなっているものも同じ作法で数える」を役割に明記—

取らないもの

  • Anadol の方法(ML 生成・建築スケール・没入)。取るのは媒体が像を決めるという事実だけ。
  • 手の感触を主題にする系譜(Dear Data、Data Physicalization、手描き)。SORAH の媒体は画面・動画・印刷であり、手の痕跡はスコープ外。
  • 報道の速報性と、結論を言い切る見出し。
  • ダッシュボードの網羅。渡された探索は読者の 10〜15% しか使わない。
  • bar chart race 型の動き。合同性原則に反する。
  • 気候番組での楽観の演出。楽観は wonder 系番組の役割。
  • 商品リンクの日次付与。SEE の声が壊れる。売る一枚は WORK だけ。
  • 翻訳先を別の物から持ち込むこと(「東京ドーム何個分」)。翻訳先は同じ観測列の中から。
10 — Mistakes, we've drawn a few

失敗事例

Economist の分類(誤解を招く/混乱させる/要点を隠す)で、自分たちの失敗を残す。各型の Don't 図もここに属する。直したあとの見出しは、そのあと更に直っていることがある(v0.1 → v0.2 → v0.3)。現在の版は 07 章の図版が正。

日付分類直す前直したあと原則
2026.08.31要点を隠すこの10年の平年は、最初の30年より1.3°C高い青い縞は、1976年で終わっている(v0.1)→ 濃い赤の3本は、最後の3年(v0.2、データを日本に)見出しは図に見えているパターンを名指す。術語と結論の数字を置かない
2026.08.31誤解を招く北極海氷の縁(地図)で「日本7個分ちいさくなった」量は折れ線(ゼロ起点)へ。地図は場所だけ量の発見に地図を使わない
2026.08.31誤解を招くこの30日、揺れが届いた範囲に5,905万人が暮らす(取り下げ)→ 断面「西へ行くほど、震源は深い」定義できない量を数えない。相関が出ない日は出さない
2026.08.31混乱させる1本が1年。色は1951–1980年平均との差。1本が1年、128本。平年(1991–2020年)より+1°C以上暑い年は2023年から続く3年だけlanding は凡例ではなく読み方。基準期間は図題へ
2026.09.02混乱させる小さな多数のパネル名が form の罫に衝突、年ラベルが次段のパネル名に重なるセルの上にパネル名の高さを取り、年ラベルは最下段の下に。各パネルの右上に結論の数字格子は余白を先に取る。12 枚を見比べさせず、12 個の数字を読ませる
2026.09.02誤解を招く氷は、オレンジの線の内側に縮んだ氷が退いたのは、シベリア側(東シベリア海 −16万km²、チュクチ海 +8万km²)海ごとに数えてから書く。合計だけ見ると「戻った海」が消える
2026.09.02要点を隠す8 型のうち 6 型が同じデータ(GISTEMP)型ごとに「その型でしか見えない発見」を持つデータへ(気象庁・Niño 3.4・HadCRUT5・東京・NSIDC の海別・マウナロア)型の選び方は、データの選び方
2026.09.02混乱させる平均線の名前を線の上に乗せ、記録年の名前を線に重ねた山の左肩・右半分の最大点の真上に。重ねるときは紙色の縁取り名前は線に乗せない
2026.09.02混乱させる線末ラベルが隣の山の名前と競った(Niño 3.4)右に 5 年の余白を取り、札は図題の右の空きへ、点と札を引き出し線でつなぐ札の置き場を先に空ける
2026.09.02要点を隠すAVG #555555(ACCENT と明度差 10)AVG #808080(明度差 33)グレースケールで生きる。検査に落ちた色は使わない
2026.09.03混乱させる見出しの数字だけ太く見える(「2026年は、7か月すべてが帯の上」)和文を含む行は欧文連も同じ Noto の同じウェイトで組む黒みの実測で Noto DemiLight .277 に対し Gotham Medium .397。混植で1.43倍の段差ができていた
2026.09.03誤解を招く目盛の数値を Gotham(不等幅)で組み、桁が縦に揃っていなかった数字は Noto(実質等幅)で組むDGL 07「数値は必ずタブラー数字」。手元の書体で満たすのは Noto だけ
2026.09.03要点を隠す図題を INK の太字で置き、注釈も名指しも全部太字だった太いのは見出しだけ。図題は GRAY_MID の Medium、名指しは Medium、Bold は数字の札だけ商品は「太いのが題だけ」。太さで階層を作らない
2026.09.03混乱させる地図の図題の2行目だけ右にインデントしていたCard.settle() で枠を確定させてから注釈を置くaspect 固定の軸は最初に文字を実測した時点で枠が縮む。実装の不具合
—混乱させる(連作)パネルごとに軸や地色を変えた連作同じ判型・同じ地・同じ余白・同じ目盛で 5〜23 枚(Ikeda data.gram)連作は 1 パネル 1 データセット、差は数字で言う
—誤解を招く(数字の札)誤差 ±5 の量を小数 2 桁で書く桁は測定精度に合わせる(CO₂ 0.1ppm・気温 0.01°C・面積 万km²)桁は精度の主張
2026.09.03要点を隠す和文の地を DemiLight(黒み .277)と Regular(.306)で組み、1080px の図版で図の線に負けていた地を Medium(.368)に上げ、ウェイトを2段に。太いのは名指しと数字だけ紙の上の細さと、画面の上の細さは違う。実測して決める
2026.09.03混乱させる「タブラー数字」を散文にも適用し、Gotham の細い 1 が枠の中で泳いだ(「vs. the 1961–1990 mean」)等幅送りは桁が縦に揃う場所だけ ── 目盛・パネルの値・数字の札規定の適用範囲を、規定の言葉どおりに読む
2026.09.03混乱させる欧文版で本文の数量に色を付けると、その前後の空白が消えた(「widened it to0.42°Cin 1942」)和欧の境界の空白を落とすのは和文版だけ。欧文版では空白は語間なので残す組版の規則は言語ごとに持つ。共通化した瞬間に片方が壊れる
2026.09.03混乱させる和文の折り返しが「東シベリ/ア海」「8万km/²」と語の途中で折れた数量は単位ごと、カタカナ語はひと続きで次行へ送る禁則を _wrap_ja に追加折り返しは体裁ではなく可読性の規則
2026.09.03混乱させる海氷図で「E. Siberian −159k km²」が隣の「Laptev」に重なった(欧文は同じ情報に 1.6 倍の幅を要する)名指しを先に置き、ぶつかる海の名前は落とす重ねるより黙るほうがいい
2026.09.03誤解を招く欧文版で Gotham に無い字(≥ ←→)が豆腐になった持っているかを書体に直接訊く(FT2Font.get_charmap)。無い字だけ1字ずつもう一方の書体へ書体の中身を推測しない
2026.09.05要点を隠す(v2.0)1枚に太字の名指しが 2〜12 個あった(今年と記録年、開いた海と戻った海、山の名前 5 つ、12 パネルの数字全部、国名と量)焦点は一つ。太字と色は 1 枚に 1 つだけ(X-07 を機械化、Card._leads)。残りは地の重さの注記へ退避名前は一つのものにしか付かない。削ぐことと隠すことは違う
2026.09.05誤解を招く(v2.0)基準期間が出典にだけあり、図の中に無い型があった型が基準・除外条件を宣言し(Card.basis)、図題か注記に無ければ保存しない(X-09)立場は基準の選び方にだけ現れる。だから基準は図の中に
2026.09.06誤解を招く(v2.4)「優しい日本と、こわい日本」が検査を素通りした ── 短くすれば見出しでも通り、図題に置けば長くても通った価値判断・規範の語を台帳に置き(norm.JUDGEMENT)、図の中の言葉にも同じ検査をかける(T-11)図が言えるのは量であって善悪ではない。日常語でできた価値判断は、長さの検査も文体の検査も素通りする
2026.09.06要点を隠す(v2.4)「率でしか塗らない」が効きすぎて、開票マップ(政党=種類)も被災履歴マップ(回数)も作れなかった塗りを率・種類・回数に分け、塗る前に宣言させた(F-11)。禁じるのは分母を持たない量だけ禁則は「何を許さないか」で書く。「何だけを許すか」で書くと、思っていなかったものまで落ちる
2026.09.05混乱させる(v2.0)暦の翻訳の見出しを「春が3週間早い」と書きかけた「東京の3月は、百年前の4月はじめ」── 翻訳の観察で止める。日数は landing へ焦点は観察であって結論ではない(X-08)
2026.09.05誤解を招く(v2.0)IF の見出しに「1.5°C」を置きかけた「点線が線に届くのは、2030年代」── 閾値の数字は図中の基準線の名前と landing へ結論の数字は見出しに置かない(T-03)。「もし」でも同じ
2026.09.06誤解を招く(v2.1)「データの時間で刷る」を、横軸を左から右へ拭くことだと実装していた。87 本の束が一斉に現れ、今年の線がどこから出てきたのか見えなかった束をデータ自身の順に置く ── 1940年の線が先、今年が最後。基準は束のあと、焦点はその後(M-11、段取りを実測して検査)時間で刷るとは、紙の左端から刷ることではなく、データの時間の順に置くこと
2026.09.06混乱させる(v2.1)台帳の図解 3 点を、方向性ドキュメントの SVG から流用していたengine/diagrams.py で規範(条番号)と実データ(ERA5 の夏 87 本、いま刷ったカード)から描き直した台帳が「描かずに写す」と書いている以上、台帳の図解も写したものでなければならない
2026.09.06誤解を招く(v2.2)地図の型が「量」と「2時点の比較」しか無く、率の地図を総数のコロプレスで代用しかけたコロプレス(率)を起こし、率でしか塗らないを型の規定に。同じ焼失面積で、広さの1位(コンゴ)と割合の1位(ギニア)が違うことが図で見える塗られるのは面積であって量ではない。コロプレスが答えられるのは率だけ
2026.09.06要点を隠す(v2.2)1か月の地震を全部点で置いたら、濃いのはアメリカだった ── 「地震が多い場所」と読める図になっていた検出能の境目(M4.5 以上は世界共通)を basis() で宣言し、色を持つのはその部分集合だけに。帯ごとの回数と観測網の割合を数字の格子に置いた点の濃さは、事象の濃さと観測網の濃さの積。見えないものを図の中に書く
2026.09.06誤解を招く(v2.3)ホルムズ海峡の通航隻数に 2026 年を入れかけた。3 月から日 3〜6 隻に落ちていて、そのまま平均すると「通航が激減した」図になる28 の水路のうちこの海峡だけが同じ月から桁で落ちていることを確かめ、2019–2025 年で数えた。入れなかったことを図題と出典に書いたAIS の数は受信状況で変わる。落ちた期間を平均に混ぜると、量が減ったように見える
2026.09.06混乱させる(v2.3)「25km」が欧文版だけ数量として読まれ、和文版と突き合わない(k を千倍の接頭辞、m を単位と読んでいた)。同じ図の同じ数字が、二言語で別のものになっていたkm を単位として読み、単位の切れ目を  ではなく「英数字が続かないこと」で取る(和文では「25km四方」の m と 四 の間に境界が無い)二言語の検査は、両方の言語で同じように読めて初めて検査になる
2026.09.06要点を隠す(v2.3)ヨーロッパの火を合計だけで見て「平年の半分」と書きかけた区画ごとに基準と比べると、フランス 2.8 倍・スペイン 2.2 倍。合計と各区画が逆を向いていた分母が場所ごとに違う量は、合計では答えられない