STATEMENT
物質としての写真、立ち上がる写真
本展『SOFT COPY』は、写真に内在する「工芸性」とその現代的な変容を出発点に、作家自身の手によって制作された写真から新たなテクノロジーを用いた表現まで、11名の作家による多様な作品を紹介します。
写真は、光や化学反応によって像を定着させる科学技術として発展すると同時に、暗室での現像や焼き付け、素材の選択と加工など、人の手による繊細な制作の積み重ねによって形づくられてきました。2000年代以降、メディアのデジタル化が進み、「ポスト・インターネット」や「デジタル・オブジェクト」といった概念が広く共有されるなか、写真は物理的な支持体から解放され、複製や変形、再構成を繰り返しながら自在に流通するものへと変化してきました。
本展では、アーティ・ヴィアカントの論考「The Image Object Post-Internet」(2010)が示した「イメージ」と「オブジェクト」の関係を手がかりに、現代の作家たちが写真の流動性をさまざまな素材や技術と結びつけ、イメージとオブジェクトのあいだに新たな関係をつくり出す試みに注目します。
会期2026年10月16日(金)– 25日(日)11:00–17:00
観覧料無料
企画TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH
主催TOKYO CRAFT ROOM/安田不動産
参加アーティスト 12名
TOKYO CRAFT ROOM
「TOKYO CRAFT ROOM」は、クラフトの新しい価値を活動、そして場所を通して発信するメディアです。デザイナーが日本各地にあるものづくりの現場に赴き、その土地、歴史、技術、素材をリサーチし、つくり手と共に未来を思い描きながら、洋の東西を問わず現代の生活に合わせたアイテムを生み出す独自のプロジェクトを創出。TOKYO CRAFT ROOMを体現する場所が、東京・日本橋浜町の「HAMACHO HOTEL」の2Fにあるコンセプトルームです。
tokyocraftroom.jp