04 — Capture
写し取る — 媒体に定着させる
質感とスケールは表現する媒体が持つ。画面は画面、動画は動画、紙は紙の像を持ち、どれかを別のものに擬態させない。
同じデータと同じ焦点でも、媒体が像を決める。G1→G2→M1 は導出であって複製ではない。主体は媒体。作り手は媒体に委任する。
以下の 16 条がこの工程の条 ── 動き(M-01〜M-11)、二言語(X-04・T-10)、和欧混植(T-09)、現れ方の決まり方(X-03)、そして X-10(写し取る媒体、人)。
デザインガイドライン v5.1 の 06 Motion は操作している画面 の規範で、単体で受け取られる図版の動きは書かれていない。
だが 06 の原則 ──「動きは情報(何が変わったか)を運ぶ時だけ使う。装飾では動かさない」── はそのまま効く。
図版における「情報を運ぶ動き」とは、その図が答えている問いの形をなぞる動きのこと 。だから動きの語彙は 7 つに閉じていて、どれを使うかは発見の種類が決める。作り手は選べない。
現れ方の語彙 ── 7つ
1枚に1つ(M-02)。発見のカテゴリが許すものしか通らない(M-03、norm.REVEAL_FOR)。
型は作画の部品に役どころを付けるだけでよい ── ground(台紙)・reference(参照)・
symbols(量の記号)・band(幅)・number(数字)・analog(翻訳の寸法線)・
sequence(データの時間の順を持つ束)・focus(焦点 ── 最後に現れる一本と名指し)。
動きはその役どころだけを見るので、型ごとに動きを書き下ろさない 。
束はデータの時間の順に現れる(M-11、v2.1)。 「時間で刷る」は、横軸を左から右へ拭くことではなかった。
1 本が 1 年の束は 1940 年の線が先、今年の線が最後 ── 下の線から順に置かれ、いちばん上の線がいちばん後に来る。
束が置き終わってから平均と帯が現れ、焦点(今年の一本)が最後にゆっくり刷られ、名指しの札はそのあと。
発生順のある出来事の点(震源の断面)も同じで、点が起きた順に一つずつ置かれ、回帰線が最後。
87 本の束は尺を 14 秒に延ばす(motion.move_for、M-09 の下限)。検査は段取りを実際に回して各要素が最初に見える時刻を測り、
順が崩れていれば動画を書かない。v2.0 で足した analog は「量が先、翻訳が後」── 二つの年周期が置かれてから、翻訳の寸法線と札が現れる。
時間表(12 秒 / 30fps。束が 12 本を超える図は 14 秒・作画 7.0 秒)
EN Where the world burned this year現れ方: spatial (地が先、量が後) JA 今年、世界のどこが燃えたか現れ方: spatial (地が先、量が後) EN This summer's global mean temperature現れ方: sweep (データの時間で刷る) JA 今年の夏の世界平均気温現れ方: sweep (データの時間で刷る) EN The retreat of a Nepali glacier現れ方: deviation (基準が先、偏差が後) JA ネパール氷河の衰退現れ方: deviation (基準が先、偏差が後) EN If the post-1990 slope continued現れ方: uncertainty (推定が先、幅が後) JA もし1990年以降の傾きが続いたら現れ方: uncertainty (推定が先、幅が後)
Instagram の格子は 3:4 で切る。4:5 なら左右 34px に意味を置かない(GRID_CROP_X)。小さな多数の格子は 4 列、横 6%・縦 5% の隙間、軸の値は 1 か所だけ。
G2 — 段で軸が伸びるスクロール(NYT「How Iran Accumulated 11 Tons of Enriched Uranium」)
縦長では 1 図を 4〜6 段に分け、段ごとに y 軸の上限を変えてよい。ただし同じ図の連続であることを目盛で示す:単位は最上段だけ、目盛は 3 本、前段の範囲を薄く残す。本文は図の上に 1 段落(2〜4 行)、出来事は縦の細線+短文、閾値は点線に名前。冒頭は同じ図を 1 本の線に縮めた要約図。色は 1 系統の濃淡+結果の赤。
P — データの旅行ポスター(SORAH ART ボード)
構図は 4 つ:(a) 上部に大きな円、(b) 水平の地平線、(c) 手前から奥へ重なる面、(d) 3〜5 色の平塗りと紙色の余白、下端に小さな題と場所。データへの翻訳:円=今日の数字 (数字の札)、地平線=基準線 (平年・1.5°C)、重なる面=帯・積み上げ面・年ごとの線の束 (手前が今年)、夕日の段階色=連続色を 5 段に量子化した平塗り (cmocean / viridis。虹は不可)、書体はミッドセンチュリーの太いサンセリフ小キャップで場所と年。VI の「白 90 : 青 7 : その他 3」は G1 に保ち、P だけ 3〜5 色の平塗りを許す 。参照:武政諒・石塚俊・Ryo Takemasa の平塗りの日本の地形、国立公園ポスター、Bauhaus。
P — 印刷仕様は情報設計の一部(商品の実仕様)
SORAH の商品はいずれも A1(594×841)・900部限定・背面にシリアルを記録したNFCタグ・紙管 660mm×⌀55mm + コルクキャップ 。用紙と印刷方式は主題ごとに選ばれている ── 縞はヴァンヌーボ V-FS 163g/m²(FSC)にオフセット CMYK + シルクUVニス薄盛り (透明の棒グラフをニスで重ねる)、河川はNTラシャ スノーホワイト 202g/m² にシルクスクリーン 1C 、森林はエコ間伐材N 171g/m²(間伐材マーク認証紙)にシルクスクリーン 2C 。主題と紙と版数を一致させる のが SORAH の作法で、森林の図を間伐材の紙に2版で刷ることは図の意味の一部になっている。P 判型の型メタデータは、用紙銘柄・坪量・認証・印刷方式・版数・限定部数を持つ。
言語 — 欧文版が先
読者の多数は英語。G1 は欧文版と和文版の2枚 を同じコードから刷る。判型・余白・form 枠・線の階層・色は共通で、変わるのは書体(Gotham ↔ Noto Sans CJK)と、見出し・landing・出典の級数と行数だけ。欧文は同じ情報に和文の 1.6 倍の幅を要するので、収まらないときは級数ではなく文を削る (fail-closed)。図中のラベル(図題・線末・目盛・地名)も両方持つ。詳細は上の「組版」。
夜版(黒地)— P と動画に限る
Ikeda、NYT「The Choking of Hormuz」、Bloomberg「Data Dash」は黒地。SORAH では G1 の日次カードには使わず、P と動画 に限って許す。色定数は INK ↔ PAPER を反転、ACCENT はそのまま、PAST は #3A3A3A、GRID は #262626、AVG は #9A9A9A。輝度差 24 の検査は黒地でも同じ。図の背後に写真を敷くときは、写真の輝度を 25% 以下に落とし、写真の上に置く文字は必ず紙色の縁取り。
組版 — 書体・級数・和欧混植は媒体の仕事
先に組版を決める。デザインガイドライン v5.1 の 03 Typography と 07 データビジュアライゼーションに、手元の書体を実測して突き合わせた結果が下の4規則。「数字だけ太い」「和文が細い」「桁が縦に揃わない」はここで機械的に消える。
組版の4規則
段は card.TYPE の1表に集約した。kicker 21 / 見出し 54(欧文 46)/ landing 29(欧文 25)/ 出典 18(欧文 17)/ 図題 24 / 注釈 22 / 目盛 19 / 線末 22 / 数字の札 132+単位 34。図版の組版を直すときはここだけ触る。
二言語で刷る
読者の多数は英語なので、同じ図を欧文版と和文版の2枚で刷る 。原稿は T(和文, 欧文) と1箇所に並べて書き、language("en") の中で demo() を呼ぶと欧文版になる。原稿が2つのファイルに離れると必ずずれるので、離さない。
和文の折り返しは語の途中で折らない : 数量は単位ごと(「8万km²」)、カタカナ語はひと続きで次行へ送る(「東シベリ/ア海」を作らない)。約物(括弧・句読点)の隣には四分アキを入れない。
和欧混植
境界は文字単位ではなく連(run)単位。数字で始まる欧文連は数量 → 詰める (この30日/2,274万人/1.1°C高い)。英字で始まる欧文連は語 → 四分アキ (NASA GISTEMP v4 の観測)。書体は組み分けない ── 和文を含む行は欧文連も同じ Noto の同じウェイトで組む(規則2)。例外は Noto に無い下付き数字だけで、CO₂ の ₂ は文字単位で Gotham に逃がす。行末に数字を残さない(追い出し)。縦組みは見出し・注釈に限り、数値軸と年ラベルは横組み固定(JLReq)。
07 — Forms
型の台帳
1型1ページ。図版はすべて engine/forms が実データ(気象庁・NOAA・Met Office・NASA・NSIDC・USGS・GWIS)から生成し、
見出しの前提は demo() が毎回検算する(崩れれば発行しない)。型ごとに「その型でしか見えない発見」を持つデータを選んだ。
v2.0 で全型を三つの工程で作り直した ── 焦点は一つ (太字と色を持つ名指しは 1 枚に 1 つ。記録年・山の名前・戻った海・12 個の数字は地の重さの注記へ)、
基準の所在 (何と比べたか・何を含めないかを型が宣言し、図題か注記に書く)、データに対応しない要素を置かない 。
翻訳(analog)カテゴリに「暦の翻訳」を新設。各型に「なぜこの数か」と「素材の言葉」を持たせ、欧文版と和文版を並べて置く 。
v2.1 では全型に動く版 を両言語で付けた ── 静止版はその最後のコマ(M-07 / M-10)。束のある型はデータの時間の順 に現れ、焦点は最後(M-11)。
v2.2 で世界の地図の型を 3 つ 足した ── コロプレス(率) (区画は率でしか塗らない)、点の集積 (1点1事象。濃さに観測網の偏りが混じることを図の中に書く)、格子(回数) (同じ暦日の 12 枚を重ねて数える)。
v2.4 で狭い範囲の地図 を 3 つ足して 18 型 ── 海峡 (ホルムズ、数十km の縮尺で通過量を数える)、地域の点図 (日本中部の震源、1 点に深さをひとつ)、区画の偏差 (ヨーロッパの火、基準を階級の境目に置く)。
狭い範囲の地図は切った範囲と縮尺 を型が持ち、枠のほうを範囲の縦横比に合わせる(forms/_geo.py)。残りの型は日次で足す(点線が未着手)。
偏差 Deviation — 基準(平年・目標・ゼロ)からどれだけ離れたか
偏差 — Deviation
偏差の縞 Warming Stripes Climate Stripes/縞
1本の縦縞が1期間。色だけで基準からの偏差を表し、軸を持たない。
なぜこの数か 「いつから変わったか」を、数字を読まずに一瞥で答えるため。128本の縞は、1本ずつ読む図ではなく、全体の色の重心が右に寄っていることを見る図。
素材の言葉 縞は年輪。1本が1年の木口で、色はその年の温度。紙に刷った縞は壁に掛かる年表になる。
EN 図題に量と基準期間、端の年、焦点の縞に括線と一つの名指し、補助の位置は薄く
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't 虹色で塗り、端の年も基準も書かず「色が暖かいほど暑い」と説明する
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 sweep(データの時間で刷る)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 sweep(データの時間で刷る)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 長い時系列の一瞥(100年以上)。「いつから変わったか」を一目で 地点や対象ごとの比較(同じ基準・同じ色域で並べる) ポスター・アイキャッチ。数字を読ませるのではなく、変化の形を見せる
使わない・代替 日次の報告に単独で使わない(1本の差は読めない)→ 折れ線(三本規則)か偏差の面 値そのものを読ませたい → 発散棒 期間が短い(30本未満) → 縞が太くなり「柄」に見える → 棒
上限値 min_bars 30 colors 発散1系統・白中央 annotations_min 1
入力データの形 1列の順序付き期間(年・月)× 1列の偏差値(基準からの差)
副カテゴリ・色の系統 推移/diverging
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 図題: 枠の左上、太字2行(量の名前/基準期間)。縞はその下 縞: form 枠の幅いっぱい(936px) 直接ラベル帯: 下端 14%(左に始点年、右に終点年) 焦点の括線: 名指す縞の上に INK 1.4px の括線、その上に太字で「最後の3年 2023–25」。太字はこれだけ 補助の位置: 「+1°C超が始まった年」に GRAY_LIGHT の縦罫と地の重さの注記。焦点と競わせない 単位注記「1本=1年」: 下端の中央(端の年のあいだ)
作画規定 色は発散(RdBu_r 系)、中央は白=基準期間の平均。範囲は ±max で対称にする 端の年を必ず置く。中間の目盛りは置かない(縞は軸を持たない型) 基準期間は図題の 2 行目に書く(「1991–2020年平均との差」)。出典にも繰り返す 見出しは縞に見えているパターンを名指す(「濃い赤の3本は、最後の3年」)。数値の報告にしない。前提(上位3年=最後の3年)は demo() が検算する グレースケールで並びが単調になるか確認する。偏差が非対称なら赤側が濃く出て、それで読める
動く版の現れ方 sweep — データの時間で刷る。横軸が 128 年。左から右へ刷ると、色の重心が右に寄っていく過程がそのまま見える。
参照例
実装 forms.stripes.draw(card, ax, years, values, focus=, mark_year=, mark_label=, title=, end_label=) demo: {'n': 128, 'vmax': 1.89}
偏差 — Deviation
基準線偏差の面 Surplus / Deficit Filled Line 偏差面/Anomaly area
基準線の上下を面で塗り分けた折れ線。偏差の向きと大きさと持続を同時に見せる。
なぜこの数か 「基準の上と下、どちらにどれだけ溜まったか」。偏差の向きだけでなく面積で持続を読ませるため。エルニーニョは山の高さより、赤が続いた月数が効く。
素材の言葉 赤い面は熱の貯金、青い面は借り。基準線は水面で、面はその上下に溜まった水。
EN 基準線に名前を付け、上下を同じ明度の暖冷で塗る
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't 基準を平均以外の値に動かして片側の面積を大きく見せる
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 deviation(基準が先、偏差が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 deviation(基準が先、偏差が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 基準(平年・ゼロ・目標)を上回る期間と下回る期間の対比 偏差の「たまり方」(面積)を見せたいとき。縞よりも量が読める 収支・貿易・水位など、正負に意味がある時系列
使わない・代替 基準が意味を持たない量(絶対値の推移)→ 折れ線 2系列の差を見せたい → 2系列間を塗る変種(別型) 面積が量を意味しない(比率の推移など)と誤読される場合 → 折れ線
上限値 series 1 colors 発散1系統(上=暖、下=冷) baseline 必須・INK 1.4px(LW zero)、名前つき
入力データの形 1列の順序付き期間 × 1列の値。基準値(定数または系列)
副カテゴリ・色の系統 推移/diverging
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 図題: 枠の左上、太字2行(量の名前/基準期間) 基準線: INK 1.4px、左端に基準の名前(「1981–2010年の平均」) 面: 基準の上を暖色、下を寒色。輪郭線は引かない(面が主役) 山の名前: 出来事を山の左肩に、面と同じ色の地の重さ(「1997–98」)。注記の層 線末ラベル: 最新点に ● と「2026年7月 +1.73°C」── 1枚でこれだけが太字(焦点) 目盛: 薄灰の横罫、左端に値。単位は最上段だけ(「+2°C」「+1」「0」「-1」「-2」) 端の年: 下端に 1950 / 1975 / 2000 / 2025。右に 5 年の余白(札の置き場)
作画規定 基準線は必ず名前を持つ。「0」ではなく「何の平均か」を書く 縦軸は基準を含み、上下の余白は非対称でよい(データに従う)。ただし面は基準から塗る 色は発散1系統。上下で明度が近い組(同じ明度の赤と青)を選び、面積の比較を歪めない 山に出来事の名前(「1997–98」)を左肩に、最新点に ● と線末ラベル(「2026年7月 +1.73°C」)。届かなければ右に余白を取り、引き出し線で図題の右へ Tufte の proportional ink: 面の量が値の量に比例していること。基準を動かして面を誇張しない
動く版の現れ方 deviation — 基準が先、偏差が後。答えているのは「基準と比べてどうか」。基準線が立つ前に差を見せると、何と比べたのか分からない。
参照例
実装 forms.surplus_deficit.draw(card, ax, x, y, baseline=, ylim=, ticks=, baseline_label=, title=, events=, end_label=, focus=) demo: {'above': 416, 'below': 503}
偏差 — Deviation
区画の偏差 Anomaly choropleth 平年比の塗り分け/アノマリーマップ(区画)
区画を、その区画自身の基準(参照平均・前年・目標)との比で塗る。分母が区画ごとに違う。
なぜこの数か 「多いのか少ないのか」は、合計では答えられない。分母が場所ごとに違うから、合計が基準を下回っていても、基準の倍の区画がありうる。合計だけを見ると、それが消える。
素材の言葉 濃さは、その区画がいつもの自分からどれだけ離れたか。地図は台紙で、基準は各区画の中にあって図の上には描かれない ── だから階級の境目に基準を置く。
EN 基準を階級の境目に置いた 4 階級で塗り、合計の比と、最も離れた区画を書く
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't 今年の絶対量を赤〜青の発散色で塗り、基準を凡例の中央に置く
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 deviation(基準が先、偏差が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 deviation(基準が先、偏差が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 同じ区画の基準(参照平均・前年・目標)が手元にあり、そこからの離れ方が発見のとき 合計と各区画が逆を向いているとき 絶対量では大国ばかりが目立ってしまうとき
使わない・代替 基準が定義できない → コロプレス(率) 区画の中の分布が発見 → 格子アノマリー 基準からの離れ方を時系列で見たい → 基準線偏差の面・偏差の縞
上限値 fill 率(rate)── 分母が区画自身の基準。区画の塗りは率・種類・回数の三つで、絶対量は選べない(F-11) value 基準との比(または差)。絶対量では塗らない classes 4階級まで boundary **基準(比なら 1.0)が階級の境目に来ること** denominator 基準の小さい区画を落とす(ここでは 2万ha)。落とした条件を書く hue 1色相の順序スケール。基準の上下を色相で分けない(灰色で潰れる) legend 置かない。数字の格子が代わり
入力データの形 区画(ISO3)× 今期の量 × 同じ区画の基準
副カテゴリ・色の系統 地理、割合/sequential
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 図題: 枠の左上 2 行(何を何で割ったか/期間・地被・基準) 地図: 枠の上 70%、緯度で横を補正した経緯度。基準の無い区画は #F2F2F2 のまま 階級: 4 段(#CDD8E1 → #05396B)。2 段目と 3 段目の境目が基準(1.0) 直接ラベル: 最も離れた区画に太字で 1 つ、次点を地の重さで 1 つ 数字の格子: 枠の下、階級ごとの区画数 4 行(上が基準より上)
作画規定 **基準を階級の境目に置く。** 基準が階級の真ん中にあると、上か下かが色から読めない 基準の上下を色相(赤/青)で分けない。灰色にすると同じ濃さになり、階級が消える(F-06) 基準の小さい区画を落とす。分母が小さいと比が跳ねる。落とした条件を図題か出典に書く 合計の比を必ず書く。各区画だけ見せると「全体でも増えている」と読まれる **基準の期間と作り方を出典に書く。**「参照平均」は定義であって観測ではない。配布ファイルに期間が書かれていないときは、書かれていないことを書く 絶対量では塗らない。それは区画の面積を量として読ませる(コロプレスと同じ誤り)
動く版の現れ方 deviation — 基準が先、偏差が後。基準が先、偏差が後。区画の形が台紙として立ってから、基準から離れた階級が順に乗る。比べる相手が無いうちに差を見せない。
参照例
実装 forms.anomaly_map.draw(card, ax, {ISO3: ratio}, bins=, extent=, title=, notes=, grid=) demo: {'painted': 22, 'europe': 0.517, 'top': 'FRA', 'top_ratio': 2.84, 'above': 3, 'countries': 22, 'week': 34}
推移 Change over time — いつから、どう変わったか
推移 — Change over time
折れ線(三本規則) Line — three-line rule 年々値・平滑・傾向/Annual / smoothed / trend
同じ系列を、年々の値(細)・平滑(太)・傾向(直線)の三本で重ねる。揺れと向きを同時に読ませる。
なぜこの数か 「揺れ」と「向き」を分けて読むため。年ごとの上下に目を奪われると傾きが見えず、傾きだけ見ると揺れの大きさを忘れる。三本で両方を持つ。
素材の言葉 細い線は波、太い線は潮、点線は海面の上昇。同じ海を三つの時間で見る。
EN 三本に役割を与え、太線の末端に ● と値、細線と傾向は線の近くに名前
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't 6本の月別系列を色分けし、凡例で読ませる
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 sweep(データの時間で刷る)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 sweep(データの時間で刷る)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 長期の推移で「揺れ」と「向き」を分けて見せたいとき 傾きを数字で言いたいとき(「100年あたり +1.44°C」— 気象庁の単位) 1系列の日次報告の既定。今日の値を、文脈(平滑・傾向)の中に置く
使わない・代替 複数系列の比較 → 小さな多数(1パネル1系列)。4本を超える折れ線は置かない 周期性がある日次データ → 日別スパゲッティ(今年強調+帯) 基準からの偏差そのものを見せたい → 偏差の面
上限値 series 1 lines 3 smooth_window 5年(気象庁)または 10年 trend 有意(90%)な時だけ描く
入力データの形 1列の順序付き期間 × 1列の値。平滑窓と傾向の有無
副カテゴリ・色の系統 偏差/sequential
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 図題: 枠の左上、太字2行(量の名前/基準期間) 細線: PAST 1.0px — 年々の値。名前は谷の下に薄く 太線: INK 2.4px — 移動平均。末端に ● と値(「2023年までの5年平均 +1.04°C」) 傾向: ACCENT 1.6px 点線。線の下に地の重さで「傾向 +1.44°C/100年」(焦点は太線の末端の一つだけ) ゼロ線: GRAY_LIGHT 1.4px(偏差のとき) 目盛: 薄灰の横罫+左端の値、単位は最上段だけ。年は下端
作画規定 凡例を置かない。太線は末端に値、細線は山の上に薄い名前、傾向は線の下に太字(紙色の縁取り) 折れ線のゼロ起点は必須ではない。ただし波線省略(軸の切断記号)は使わない 欠測は線を切る。補間しない(気象庁) 傾向線は統計的に有意なときだけ。有意でなければ描かず、見出しにも書かない 太線が主役。細線は太線より明るく、太線より細く 傾きの単位は読者の時間で(気象庁は「100年あたり」)
動く版の現れ方 sweep — データの時間で刷る。三本には順がある。年々の値が先に刷られ、その揺れの中を太い平均が通り、最後に一本の傾きが引かれる。揺れ → 潮 → 向き。
参照例
実装 forms.line_three.draw(card, ax, x, y, smooth=5, trend=True, ylim=, ticks=, per=, title=, end_label=) demo: {'trend': 1.435957814502835}
推移 — Change over time
スパゲッティ+今年強調 Highlighted year over past years Charctic 型/年別重ね/in One Chart
周期(1年)ごとに切った系列を重ね、今年だけに色を与え、平均を点線で通す。過去は薄い束。
なぜこの数か 「今年は過去のどこにいるか」。周期のある量は、平年からの差より「束の中の位置」で読むほうが早い。帯の外に出ていれば、それが発見。
素材の言葉 過去年の束は霧、今年の線はその中を進む一本の道。帯は道幅の平年値。
EN 今年だけ色を持ち、線末に日付と値、平均は点線に直接ラベル、記録年は右半分の最大点の真上に名前、図題に量と基準
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't 全年を色分けし、凡例で読ませ、今年を年末まで延長して描く
EN 動く版 14 秒・作画 7 秒。現れ方 sweep(データの時間で刷る)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 14 秒・作画 7 秒。現れ方 sweep(データの時間で刷る)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 今年が過去と比べて記録的かどうか(海氷・気温・海洋熱量の日次/月次報告) 季節周期の中での位置を見せたいとき 「帯の外に出ている」「平均から離れている」という発見
使わない・代替 周期のないデータ → 折れ線(三本規則) 年ごとの違いを個別に読ませたい → 小さな多数 3本以上を色分けして名指したい → 系列を減らすか小さな多数
上限値 colored_series 1 named_lines 今年・平均・(記録年)の3本まで past_years 1px 薄灰の束。名前を付けない band 使うなら分位を明記(10–90 / 25–75 パーセンタイル) record_rule 年末まで記録年に昇格させない(NSIDC)
入力データの形 周期内位置(日・月)× 年 の行列。今年の途中までの値は欠測(NaN)
副カテゴリ・色の系統 散らばり、不確かさ/sequential
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 図題: form 枠の左上、太字 24px・2 行(量の名前/基準期間)。見出しはパターン、図題は量 今年: ACCENT 3.0px、最新点に ● 90pt、線末に同色太字で「7月 +1.23°C」 平均: AVG #808080 1.6px 点線(2,3)、右端の線上に「平均 1950–2025」 記録年: INK 1.6px 実線、山の上に地の重さで「記録年 2024」(太字にしない。焦点は今年) 過去年: #D2D2D2 1.0px、名前なし 帯: #EFEFEF、輪郭なし、右端に分位 目盛: 横罫 #EBEBEB、左端に値。単位は最上段だけ。x は 1月/4月/7月/10月/12月
作画規定 色を持つ線は1本だけ。過去年は束にして名前を付けない(R-7: 2013–2023 は 1px 薄灰) 今年の線末に日付と値を同じ色の太字で書く。これで図が「更新可能な日次図」になる 平均は点線。ラベルは線の上に直接。凡例は作らない 図題に測った量と基準期間を書く(「月別の世界平均気温/1951–1980年平均との差」) 今年は途中で止める。線を延ばさない。暫定データの範囲は出典に書く 記録年は年が終わるまで暫定。見出しで「記録」と断定しない
動く版の現れ方 sweep — データの時間で刷る。データの時間は年。古い年から 1 本ずつ束が積み上がり、帯と平均がその要約として現れ、最後に今年の 1 本が束の上に刷られる。今年が束から出ていく瞬間は、束が先に無ければ見えない。
参照例
実装 forms.spaghetti.draw(card, ax, xs, matrix, this=, record=, band=, ylim=, ticks=, xlabels=, title=, this_label=) demo: {'years': 77, 'this': '2026', 'record': '2024', 'band': (10, 90), 'last': [7, 1.23]}
大小 Magnitude — どれくらい大きいか 順位 Ranking — 何が上で何が下か 割合 Part-to-whole — 全体のうちどれだけか 散らばり Distribution — 値はどう散っているか 関係 Correlation — 二つの量はつながっているか
関係 — Correlation
断面 Cross-section プロファイル/Depth section/Transect
位置の一軸(経度・距離)と量の一軸(深さ・高度)で切った散布。地図を捨てて、関係だけを残す。
なぜこの数か 「位置と量はつながっているか」。地図では重なって見えない奥行き(深さ)を、位置の一軸で切って見せる。沈み込む板の傾きが相関の数字になる。
素材の言葉 断面は地面を縦に切った土壌の標本。点は地中で鳴った音の位置。
EN 向きを言葉で書き、傾きに相関を添え、深さを 0 から切らずに描く
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't 地図に深さを色で載せ、凡例の色階調で読ませる
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 sweep(データの時間で刷る)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 sweep(データの時間で刷る)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 深さや高さが位置とどう関係するか(沈み込み帯・地形の横断・大気の鉛直分布) 地図では重なって見えない「奥行き」を見せたいとき 位置そのものより「位置と量の関係」が発見のとき
使わない・代替 どこで起きたかが発見 → 地図(ドット密度・比例シンボル) 関係が弱い(相関が小さい・点が少ない)→ 出さない。cards.earth は r<−0.30 かつ n≥25 を発行条件にしている 3変数目を色で足したくなる → 小さな多数
上限値 points 25 以上(それ未満は傾きを描かない) fit 相関係数を必ず併記 encodings 位置×2+大きさ(面積)まで。色は足さない
入力データの形 位置(数値)× 量(数値)× 任意の大きさ(数値)。範囲(xlim)
副カテゴリ・色の系統 地理、散らばり/sequential
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 図題: 枠の左上、太字2行(場所/範囲と条件) 深さは下向き。0 を GRAY_LIGHT 線に、左端に「0 地表」。目盛の単位は最上段だけ(「50 km」) 点: 白抜き・INK 1.5px 輪郭。大きさは面積で(半径にしない)。最大の1点だけ名前を添える(M・日付・深さ。地の重さ) 傾き: ACCENT 1.6px 点線。点の範囲内だけに引く。ラベルは読者の単位で(「西へ1°ごとに約17km深い」)+点数と相関 目盛: 50km ごとの薄灰の横罫。左端に値。横軸の端に「陸側 ← 東経138°」「東経146° → 海溝側」。傾きのラベルは線の下、左寄りの空きに(点の上に乗せない)
作画規定 向きを言葉で書く(陸側/海溝側)。経度の数字だけでは読者は方角を想像できない 回帰線は解釈なので、当てはまりの悪さ(相関)を一緒に書く 断面の範囲は「一本の傾きで読める区間」に限定し、範囲を出典に書く 深さの軸は切らない。0 から最深まで 大きさは3段階以上の差が見えるように(M4.0 と M6.0 が一目で違う)
動く版の現れ方 sweep — データの時間で刷る。データの時間は発生順。地震が起きた順に点が置かれ、ばらばらに見えた点が 39 回で一本の傾きに揃っていく。傾きの線はその後に引かれる。
参照例
実装 forms.section.draw(card, ax, x, depth, size, xlim=, dmax=, fit=True, left_label=, right_label=, title=, mark=) demo: {'n': 39, 'r': -0.5494909107554147, 'slope': -16.771960679947554}
地理 Spatial — どこで起きているか
地理 — Spatial
比例シンボル地図 Proportional symbol map Graduated symbol map/円の地図
場所ごとの量を、その場所に置いた円の面積で表す。色ではなく大きさで量を運ぶ地図。
なぜこの数か 「どこで、どれだけ」を1枚で答えるため。コロプレス(塗り分け)は国の面積に量が引きずられるが、円の面積は国の広さと無関係に量だけを表す。
素材の言葉 円は積み上げた量そのもの。地図は台紙で、円は台紙の上に置かれた駒。凡例を置く代わりに、下に数字の格子(GLACIES LIQUOR #1 の年×面積の並び)を敷いて、大きさと数字を突き合わせられるようにする。
EN 正積図法に面積比例の円、最大の円だけ強調、下に上位 8 の数字の格子
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't メルカトル図法に半径比例の円を置き、右下に 3 段の円の凡例を添える
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 spatial(地が先、量が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 spatial(地が先、量が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 国・地点ごとの絶対量を並べたい(焼失面積・排出量・発電量・人口) 上位の数か国に量が集中していて、その集中そのものが発見のとき 面積の違う国を比べるとき(コロプレスは大国を過大に見せる)
使わない・代替 率・密度を見せたい(人口あたり・面積あたり)→ コロプレス 位置に意味がなく順位だけが発見 → 発散棒・ランキング 上位と下位の比が 1000 倍を超える → 円が読めない。対数は面積の直感を壊すので、上位だけの数字の格子にする
上限値 symbols 円の面積 ∝ 量(半径 ∝ √量) max_radius 版面の 1/12 まで projection 正積(Equal Earth / Mollweide)。メルカトルは使わない legend 置かない。数字の格子が代わり grid_rows 8
入力データの形 場所(ISO3 か 経緯度)× 量 の1列
副カテゴリ・色の系統 大小/sequential
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 図題: 枠の左上 2 行(量の名前/期間と定義) 地図: 枠の上 62%、Equal Earth 正積図法。陸は #F2F2F2 の面、境界は紙色 0.6px。格子線・軸は引かない 円: INK の輪郭 1.4px、塗りなし。面積が量に比例。最大の円だけ ACCENT 数字の格子: 枠の下、上位 8 を 2 列 × 4 行。国名(左)と値(右揃え・タブラー) 単位: 格子の 1 行目の値にだけ添える 円の読み方: 格子の右上に 1 行(「円の面積=焼けた広さ」)
作画規定 正積図法を使う。面積で量を表す図で図法が面積を歪めていたら二重に嘘になる 円の面積を量に比例させる(半径に比例させると上位が 10 倍誇張される) 最小の円に下限を設けない。小さい国は小さく描く。読めない大きさなら、それは「読めるほど燃えていない」 凡例を置かない。最大の円を数字の格子の 1 行目に置き、名前と値を直接読ませる 「森林火災」と「焼失面積」を混同しない。GWIS の焼失面積は全地被で、森林はその 1 割未満。図題と出典に地被の範囲を書く 上位 8 か国で全体の 6 割を占めるような分布のときだけ使う。均等に散っているなら地図にする意味がない
動く版の現れ方 spatial — 地が先、量が後。地図は作画ではなく台紙。陸が現れてから、量が大きい順に着地する。左から右へ拭くと地理が順序に見えてしまう。
参照例
実装 forms.symbol_map.draw(card, ax, {ISO3: value}, title=, top=, unit=, fmt=, name_of=, mark=) demo: {'countries': 162, 'max': 19483512.0, 'top': ['COD', 'AGO', 'AUS', 'SSD', 'ZMB', 'RUS', 'CAF', 'MMR'], 'world': 144453300.0, 'africa_share': 0.571, 'week': 34, 'forest_share': 0.074}
地理 — Spatial
コロプレス(率) Choropleth of rates 塗り分け地図/階級区分図
区画を、その区画の中の率(割合・密度)で塗る。分母を持たない量では塗らない。
なぜこの数か 「その場所ではどれだけか」を答えるため。量で塗ると、読者は塗られた面積を量として読んでしまう ── 広い国が濃く見えるだけの図になる。
素材の言葉 塗りは区画そのものの濃さ。国の形は台紙で、濃さだけが値。だから濃さの意味は「面積あたり」でなければ嘘になる。
EN 正積図法に率を 5 階級、値の無い区画は塗らず、下に割合の上位 8 の数字の格子
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't 絶対量を連続グラデーションで塗り、右下に色の帯の凡例を添える
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 spatial(地が先、量が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 spatial(地が先、量が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 面積あたり・人口あたり・全体に占める割合が発見のとき 同じデータの絶対量を別の型(比例シンボル地図)で見せていて、順位が入れ替わるとき 区画の境界そのものに意味があるとき(政策・統計の単位)
使わない・代替 絶対量を見せたい → 比例シンボル地図(円の面積)。区画の塗りは絶対量を運べない 運ぶのが順序の無い区分(どの型か・何が一番か)→ 区画の種類(category_map) 運ぶのが回数 → 大きさの揃った格子で数える(grid_count)。国や県では回数を率に直す 区画に意味がなく事象の位置が発見 → 点の集積 区画ごとの標本が小さく率が跳ねる → 分母の下限を切るか、順位棒にする
上限値 fill 率(rate)。区画の塗りは率・種類・回数の三つで、絶対量は選べない(F-11) value 率・割合・密度のみ。絶対量では塗らない classes 5階級まで。連続グラデーションにしない hue 1色相の順序スケール(白→#05396B) projection 正積(Equal Earth) denominator 分母の下限を切る(ここでは国土1万km²) legend 置かない。数字の格子が代わり
入力データの形 区画(ISO3)× 率 の1列と、同じ区画の分母(面積・人口)
副カテゴリ・色の系統 割合、順位/sequential
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 図題: 枠の左上 2 行(率の名前/期間・地被・分母) 地図: 枠の上 56%、Equal Earth 正積図法。値の無い区画は #F2F2F2 のまま(0 と欠測を同じ色にしない) 階級: 5 段(#E4EAF0 → #05396B)。境界は紙色 0.6px 数字の格子: 枠の下、割合の上位 8 を 2 列 × 4 行。1 位の値だけ太字 注記: 「広さの上位だが割合は低い」国を地の重さで地図の上に 2 つまで
作画規定 **この型は率で塗る。塗れないのは絶対量。** 区画の面積が量として読まれる二重の嘘になる。区画の塗りが運べるのは率・種類・回数の三つで、どれかを宣言してから塗る(F-11) 回数を国や県に塗らない。回数で塗れるのは区画の大きさが揃っているとき(固定格子)だけ ── 大きさが違えば、広い区画が濃く見えるのは絶対量と同じこと 階級は 5 つまで。連続グラデーションは、読者に色から値を逆算させる(凡例を作らないと読めない = F-02 に反する) 分母の下限を切り、切った条件を図題か出典に書く(X-09)。小さな島嶼は率が跳ねる 値の無い区画は塗らない。0 と欠測を同じ色にしない 正積図法を使う。塗った面積が図法で歪むと、階級の見かけの量が変わる 同じデータの絶対量の型(比例シンボル地図)と組で読ませる。片方だけでは順位の入れ替わりが見えない
動く版の現れ方 spatial — 地が先、量が後。区画の形が先に台紙として現れ、そのあとに濃い階級から順に値が着地する。塗りが左から右へ拭かれると、区画の並びが順序に見えてしまう。
参照例
実装 forms.choropleth.draw(card, ax, {ISO3: rate}, breaks=, title=, grid=, notes=) demo: {'countries': 158, 'top_rate': 'GIN', 'top_area': 'COD', 'rate_max': 0.1357, 'rate_of_top_area': 0.0839, 'week': 34}
地理 — Spatial
区画の種類 Categorical map 区分の塗り分け/最頻区分図/Categorical choropleth
区画を、順序を持たない区分で塗る。色は量ではなく、区分の名前。
なぜこの数か 「どこがどれだけか」ではなく「どこがどれか」が発見のとき。率でも回数でもなく、区分そのものが答えになる図がある ── 一番になった種類が場所によって入れ替わる、という発見。
素材の言葉 色相が区分の名前で、濃さは意味を持たない。区画の形は台紙、色は名札。だから名前を色見本ではなく、その色の区画の上に直接置く。
EN 正積図法に4区分を4色相で塗り、区分名をその区画の上に直接置き、下に区分ごとの国数
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't 順序の無い区分を1色相の濃淡で塗り、右下に色見本の凡例を置く(濃いほうが多いと読まれる)
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 spatial(地が先、量が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 spatial(地が先、量が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 区画ごとの「どれが一番か」が発見のとき(最も焼けた地被・最も多い電源・最頻の風向) 区分の数が4つ以下で、区分に順序が無いとき 同じデータの率の図(コロプレス)と並べて、量と区分の食い違いを見せたいとき
使わない・代替 区分に順序がある(少ない→多い、低い→高い)→ 率の階級(コロプレス) 区分が5つ以上 → 上位3区分+その他にするか、区分ごとに2図に分ける 運ぶのが量そのもの → 比例シンボル地図。区画の塗りは絶対量を運べない 区画の中の内訳が発見 → 積み上げ棒の小さな多数。地図は「どこ」しか言えない
上限値 fill 種類(category)。宣言してから塗る(F-11) classes 4区分まで hue 区分ごとに別の色相。**同じ色相帯に2区分を置かない**(F-07 の例外規定) value 濃さに意味を持たせない。ただし刷るために明度は24以上ずつ離す(F-06) projection 正積(Equal Earth) legend 置かない。区分の名前を区画の上に直接置く
入力データの形 区画(ISO3)× 区分キー の1列。区分は順序の無い有限集合
副カテゴリ・色の系統 割合/categorical
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 図題: 枠の左上 2 行(何の区分か/期間と「色は区分であって量ではない」) 地図: 枠の上 60%、Equal Earth 正積図法。値の無い区画は #F2F2F2 のまま 塗り: 4 区分・4 色相(#B39156 / #05396B / #1A7F6B / #D9B9BD)。境界は紙色 0.6px 直接ラベル: 区分ごとに1つ、その区分でいちばん**太い**区画の上に地の重さで(面積÷周長) 数字の格子: 枠の下、区分ごとの国数 2 列 × 2 行。焦点の区分(森林)だけ太字
作画規定 **塗る前に「種類」と宣言する(F-11)。** 同じ塗り分けが率にも回数にも見えるので、何を運ぶ色かをコードの側で決めておく **区分ごとに色相を分ける。** 同じ色相の濃淡で区分を塗ると、色が量に見える ── 読者は濃いほうが多いと読む 区分は4つまで。5つ目からは色相が隣り合い、区分が読み分けられなくなる 濃さに意味を持たせない。ただし明度は24以上ずつ離す ── 刷ったときと、色が見えない読者のため **凡例を置かず、区分の名前をその区分の区画の上に置く。** 離れた色見本は視線を往復させる(F-02)。置く先は面積の1位ではなく幅の1位 ── 細長い区画に名前を載せると、文字がはみ出して隣を指す 同率のときの決め方(僅差をどう扱うか)を出典に書く。1年だけで決めると当たり年で区分が入れ替わる
動く版の現れ方 spatial — 地が先、量が後。区画の形が台紙として現れてから、区分が順に乗る。色に順序が無いので、置く順は区分の並び(出典の分類の順)で、濃い順ではない。地図を左から右へ拭くと、区分が地理の順に決まったように見えてしまう。
参照例
実装 forms.choropleth.draw(card, ax, {ISO3: 区分}, kind='category', classes=, colors=, notes=, grid=) demo: {'countries': 159, 'counts': {'shrub_grass': 62, 'savanna': 52, 'forest': 17, 'cropland': 40}, 'years': [2021, 2025], 'forest': 17, 'total': 171}
地理 — Spatial
点の集積 Dot map ドットマップ/事象点図/1点1事象
1点が1事象。位置だけを写し、大きさも色も持たせない。集まりが形を作る。
なぜこの数か 「どこで起きているか」を、区画に集計せずに答えるため。国や州で塗ると、境界線が形を決めてしまう。点なら、形はデータが決める。
素材の言葉 点は事象そのもの。地図は台紙で、線は1本も引かれていない ── それでも板の縁が現れる。現れた形は描かれたものではなく、集まった結果である。
EN 正積図法に 1 点 1 事象、完全性のある部分集合だけ色を持たせ、検出能の境目を図の中に書く
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't 全事象を同じ色で置き、濃い所を「地震が多い場所」と読ませる
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 spatial(地が先、量が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 spatial(地が先、量が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 事象の位置そのものが発見のとき(地震・落雷・観測地点・出火点) 区画(国・州)に集計すると形が消えるとき 「集まりの濃さ」に観測の偏りが混じっていて、それ自体を書きたいとき
使わない・代替 事象が多すぎて紙が黒くなる → 格子(六角ビン・ヒートマップ) 区画ごとの率が発見 → コロプレス 1点あたりの量が違う → 比例シンボル地図
上限値 dot 1点 = 1事象。大きさで量を運ばない dot_size 1.6〜5pt。重なりが濃さになる大きさ projection 正積(Equal Earth)。点の密度を図法で歪めない series 2つまで(全体と、完全性のある部分集合) legend 置かない。地図の上に直接書く
入力データの形 事象ごとの経緯度の列(+完全性の判定に使う量。地震ならマグニチュード)
副カテゴリ・色の系統 散らばり、不確かさ/sequential
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 図題: 枠の左上 2 行(何の点か/1点の意味と色の境目) 地図: 枠の上 80%、Equal Earth 正積図法。陸は #F2F2F2、境界は紙色 0.6px 点(全体): #B5B5B5 1.6pt、輪郭なし。重なりが濃さになる 点(完全性のある部分集合): ACCENT 5pt。1枚に1色 直接ラベル: 濃い塊の上に太字で1つ、観測網の薄い側に地の重さで1つ 凡例: 置かない。色の意味は図題の2行目が持つ
作画規定 1点は1事象。大きさを量に使わない(それは比例シンボル地図の仕事) 正積図法を使う。メルカトルは高緯度の点をばらけさせる **検出能の境目を図の中に書く。** カタログの点の濃さは、事象の濃さと観測網の濃さの積である。どこから先が世界共通の記録かを `basis()` で宣言し、図題か注記に書く(X-09) 点を間引くなら間引き方を出典に書く。ここでは間引いていない 境界線・板の縁・海岸線を上書きしない。点が形を作るのに、線を足すと点が要らなくなる 「地震が多い場所」と読ませない。図が答えるのは「記録された地震がどこにあるか」
動く版の現れ方 spatial — 地が先、量が後。地図は作画ではなく台紙。陸が現れてから点が着地する。左から右へ拭くと、地震が西から東へ起きたように見えてしまう。
参照例
実装 forms.dot_map.draw(card, ax, lon, lat, complete=, title=, notes=) demo: {'points': 10861, 'complete': 627, 'us_small': 0.998, 'us_big': 0.008, 'month': '2026-08'}
地理 — Spatial
地域の点図 Regional dot map 広域図の逆/範囲を切った点図
範囲を狭めた地図に事象を点で置き、1 点に量をひとつだけ持たせる(色の階級で)。
なぜこの数か 世界の縮尺では点が重なって量を読み分けられないが、範囲を狭めれば点が分離する。「どこで」と「どれくらいか」を同時に読ませられるのは、この縮尺だけ。
素材の言葉 点は事象そのもの、濃さはその深さ。地図は台紙で、線は引かれていない ── 濃い点が集まる側と、集まらない側の境目が、そのまま地下の形になる。
EN 範囲を切って緯度補正した地図に、深さ 4 階級の点。縮尺と、階級ごとの回数の格子
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't 世界地図のまま日本を拡大し、点の大きさをマグニチュード、色を深さに割り当てる
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 spatial(地が先、量が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 spatial(地が先、量が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 範囲の中で量が場所によって変わり、その変わり方が発見のとき(震源の深さ・観測地点の値) 「この線から向こうには無い」という境目が発見のとき 世界地図では点が潰れるが、狭めれば読めるとき
使わない・代替 範囲が世界大 → 点の集積(1点1事象、量を持たせない) 量が場所ではなく区画に属する → コロプレス 断面(深さ×距離)が発見 → 断面。地図は「どこ」、断面は「どれだけ」
上限値 classes 4階級まで。連続グラデーションにしない dot 1点 = 1事象。大きさは使わない extent 経度・緯度で切り、切った範囲を図題と出典に書く aspect 緯度で横を補正する(正距円筒のまま描かない) scalebar 狭い範囲の地図には縮尺を置く legend 置かない。数字の格子が代わり
入力データの形 事象ごとの経緯度と、1 点が持つ量(深さ・値)の列
副カテゴリ・色の系統 散らばり、関係/sequential
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 図題: 枠の左上 2 行(何の点か/範囲・期間・下限) 地図: 枠の上 66%、緯度で横を補正した正距円筒。陸は #F2F2F2、海は紙 点: 14pt、4 階級(#CDD8E1 → #05396B)。輪郭なし 直接ラベル: 境目の内側に太字で 1 つ、外側に地の重さで 1 つ 縮尺: 左下に 100km の線と数字 数字の格子: 枠の下、階級ごとの回数 4 行
作画規定 **範囲を切った条件を図題と出典に書く。** 狭めたことが結論を作る 緯度で横を補正する。日本の緯度で補正しないと、東西が 1.2 倍伸びる 縮尺を置く。世界地図には要らないが、狭い範囲では読者が距離の見当を持たない 階級は 4 つまで。点の色から値を逆算させない(それは凡例が要る図= F-02 違反) 点の大きさを別の量に使わない。1 点が持つ量は 1 つだけ カタログの下限(ここでは M4.0)を書く。小さい地震が無いのは、起きていないからではない
動く版の現れ方 spatial — 地が先、量が後。陸が台紙として現れてから、深い階級の点が先に、浅い階級が後に着地する。地図を左から右へ拭くと、地震が西から東へ起きたように見えてしまう。
参照例
実装 forms.region_dots.draw(card, ax, lon, lat, values, bins=, labels=, extent=, title=, notes=, grid=) demo: {'points': 2947, 'deep': 246, 'east': 1796, 'deepest_east': 130.5, 'years': [2016, 2026]}
地理 — Spatial
格子(回数) Grid of counts 頻度マップ/重ね合わせの回数/occurrence grid
同じ格子の地図を何枚も重ね、マスごとに条件を満たした回数を数えて塗る。
なぜこの数か 「いつ動いたか」ではなく「どのくらいの頻度でそうだったか」を答えるため。2枚の比較は変化の向きしか出せないが、回数は毎回・ときどき・一度も、の3つの面に分けてくれる。
素材の言葉 1枚の地図が1回の観測。重ねた束の厚みがそのままマスの濃さになる。写真を12枚重ね焼きしたとき、いつも写っていたものだけが濃く残るのと同じ。
EN 同じ暦日の n 枚を重ねて回数を 4 階級で塗り、毎回とときどきの面積を両方書く
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't 日付の違う地図を重ねて連続色で塗り、右下に 0〜12 のカラーバーを置く
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 spatial(地が先、量が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 spatial(地が先、量が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 同じ格子・同じ暦日の観測が何枚もあるとき(海氷・積雪・氾濫・雲) 「毎回」と「一度も」の間の面積が発見のとき 2枚の比較(縁の重ね)では、たまたまの年に引きずられるとき
使わない・代替 枚数が3枚以下 → 縁の重ね(compare) 回数ではなく量の平均が発見 → 格子アノマリー 格子が揃っていない(投影・解像度が違う) → 先に揃える。揃わないなら重ねない
上限値 fill 回数(count)。**マスの大きさが揃っているから回数で塗れる**。大きさの違う区画(国・県)では回数を率に直す(F-11) classes 4階級まで(0 を含めない)。回数をそのまま連続色にしない hue 1色相の順序スケール maps 4枚以上。枚数を図題に書く date 同じ暦日で揃える(季節を混ぜない) legend 置かない。数字の格子が代わり
入力データの形 同じ格子・同じ暦日の 2 値ラスタを n 枚(と陸のマスク)
副カテゴリ・色の系統 散らばり、不確かさ/sequential
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 図題: 枠の左上 2 行(何を数えたか/枚数・期間・マスの大きさ) 地図: 枠いっぱい、極ステレオ(70°N 正角)。海は紙、陸は #ECECEC 階級: 4 段(#CDD8E1 → #05396B)。回数の多い面ほど濃い 直接ラベル: 芯(毎回)に太字で 1 つ、その外側(ときどき)に地の重さで 1 つ 数字の格子: 左下、階級ごとの面積 4 行
作画規定 **同じ暦日で揃える。** 日付の違う地図を重ねると、季節が回数に化ける 0 回のマスは塗らない。一度も無かった海と、地図の外を同じ色にしない 階級は 4 つまで。回数は整数なので連続色にする理由がない 枚数と期間を図題に書く。12 枚の 5 年おきと 12 枚の連年では、同じ「12回」の意味が違う 「毎回」の面積と「ときどき」の面積を両方書く。芯だけ見せると、退いた分が消える 格子の投影を変えない。面積を数える図で再投影すると、マスの大きさが場所で変わる
動く版の現れ方 spatial — 地が先、量が後。海と陸が先に台紙として現れ、そのあと回数の多い面から順に着地する。回数は場所の性質であって時間の順ではないので、左から右へ拭かない。
参照例
実装 forms.grid_count.draw(card, ax, counts, land_mask, n=, bins=, labels=, title=, notes=, grid=) demo: {'n': 12, 'years': [1980, 2025], 'always_km2': 2721875, 'some_km2': 5649375, 'maps': 12}
地理 — Spatial
海氷の縁の重ね Sea-ice edge overlay 氷縁図/Extent map with median edge
極ステレオ図法の上に今日の氷を面で置き、基準(中央値や過去の同日)の縁を一本の線で重ねる。
なぜこの数か 「どこの海が開いたか」。面積の数字は線グラフに任せ、地図は場所だけを答える。海ごとに数えてから見出しを書く。
素材の言葉 白い面は今日の氷。オレンジの線は16年前の岸。線と面の隙間が、開いた海。
EN 今日の氷を白面で、基準の縁を一本のオレンジ線で、海ごとに数えて開いた海と戻った海に面積を添える
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't 複数年の縁を色分けして重ね、凡例で読ませ、面積の差を地図で言う
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 compare(参照が先、今が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 compare(参照が先、今が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 今日の氷が、平年や過去と比べてどこで退いたか(場所が発見) 面積の数字ではなく「どの海が開いたか」を見せたいとき 日次の海氷報告の地図版(量は線グラフに譲る)
使わない・代替 失われた量そのものが発見 → 折れ線(ゼロ起点)。地図は面積を読ませない 複数の年を重ねたい → 縁線は2本まで。それ以上は小さな多数 全球を見せたい → 極ステレオは極域専用。全球は Robinson
上限値 edge_lines 2 projection 極ステレオ(70°N 正角、EPSG:3411/3413) threshold 密接度15%
入力データの形 極ステレオ格子(0=海 1=氷 253=海岸 254=陸)× 2枚(今日・基準)
副カテゴリ・色の系統 偏差、推移/sequential
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 地: 海 #DCE6EE、陸 #F0F0F0、氷 白。データは3値だけ 今日の縁: INK 1.0px(LW past) 基準の縁: オレンジ #E8721C 2.4px(LW main。NSIDC・極地研の慣例色) 図題: 枠の左上、太字2行(「北極の海氷/今日の氷と、16年前の同じ季節の縁」)。「今日の氷」「基準の縁」の名前は左下(大西洋側の空き)に直接、凡例は置かない 海の名前: 地図の上に薄く。開いた海だけ太字で面積(「東シベリア海 −16万km²」=焦点)。戻った海はオレンジの地の重さで面積を添える 右下に投影の注記(「北極を上から見た図」)
作画規定 基準期間と閾値(15%)を出典に必ず書く。機関で基準が違う(NSIDC 1981–2010/JAXA 2010–2019/C3S 1991–2020) 縁線のオレンジは慣例。SORAH の VI 色ではないが、科学側の読者が知っている色を優先する 極ステレオの歪みを注記する。面積の比較には使わない 海岸線は描かない(データの 253/254 で陸が見える)。ベースマップは無彩色 見出しは「どこが開いたか」を言う。「内側に縮んだ」は海ごとに数えてから書く(戻った海があるのが普通) 面積の合計は線グラフの側で言う。地図では海ごとの差だけ
動く版の現れ方 compare — 参照が先、今が後。16 年前の縁が先に置かれ、そのうえに今日の氷が重なる。読者が引き算をする順番と同じ。
参照例
実装 forms.ice_edge.draw(card, ax, grid_today, grid_ref, label_today=, label_ref=, crop=, title=, labels=) demo: {'today_cells': 7464, 'ref_cells': 7841, 'net': {'ボーフォート海': 6.2, 'チュクチ海': 7.6, '東シベリア海': -15.9, 'ラプテフ海': 5.0, 'カラ海': -9.9, 'バレンツ海': -11.8, 'グリーンランド海': -4.0, 'カナダ多島海': 2.8}}
地理 — Spatial
海峡 Chokepoint 要衝/隘路/チョークポイント
地理を数十kmの縮尺まで狭め、その一点を通る量と、通るものの偏りを数える。
なぜこの数か 「どこか」はもう決まっている。答えるのは、その一点をどれだけの量が通り、それが何に偏っているか。世界地図では点にしかならない場所が、この縮尺で初めて幅のある水路になる。
素材の言葉 海のほうに地を置き、陸を白く抜くと、図が「通り道」の形になる。数えているのは水路の断面を横切った船で、円はその断面そのもの。
EN 海に地を置いた数十km の地図に断面を1つ、縮尺と、割合の上位6水路の数字の格子
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't 世界地図に海峡を矢印で示し、通過量を矢印の太さにする(縮尺も断面の定義も無い)
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 spatial(地が先、量が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 spatial(地が先、量が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 通過量そのものが発見のとき(海峡・運河・峠・関所・橋) 通るものの構成が他と違うことが発見のとき 地理の狭さと量の大きさの落差を見せたいとき
使わない・代替 どこを通ったかの経路が発見 → フローマップ・サンキー 複数地点の量を比べたい → 比例シンボル地図 通過量の推移が発見 → 折れ線。地図は場所を1回言えば足りる
上限値 extent 数十〜数百km。縮尺を必ず置く series 1つの断面。複数の断面を1枚に置かない count 断面を横切った数。滞留や寄港を混ぜない period 期間を宣言する。受信の落ちた期間は入れず、入れなかったことを書く legend 置かない。数字の格子が代わり
入力データの形 断面の位置(経緯度)と、期間ごとの通過数(種別つき)
副カテゴリ・色の系統 割合、流れ/sequential
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 図題: 枠の左上 2 行(どこの何を数えたか/期間と右列の意味) 地図: 枠の上 60%、緯度で横を補正した経緯度。**海に地(#F7FAFC)、陸は #EDEDED** 断面: ACCENT の円 2.0px。数えている場所そのもの 航路: GRAY_MID の点線(4,3)。データではなく参照なので細く 直接ラベル: 断面の脇に太字で 1 つ(1日の隻数)、両岸の国名を地の重さで 縮尺: 左下に 50km 数字の格子: 枠の下、割合の上位 6 水路。1 行目がこの海峡
作画規定 **縮尺を必ず置く。** 狭い範囲の地図で、読者は幅の見当を持たない 海のほうに地を置く。陸を主役にすると、水路が「陸の隙間」に見えて量の通り道に見えない 断面は 1 つ。同じ図に 2 つ置くと、どちらの数字か分からなくなる **受信の落ちた期間を入れない。入れなかったことを図題か出典に書く。** AIS は受信状況で数が変わる。落ちた期間を平均に混ぜると、量が減ったように見える 航路は参照であってデータではない。点線・細線で、量と同じ濃さにしない 他の水路と比べるなら数字の格子で。地図を 2 枚並べると、縮尺が違うのに同じに見える
動く版の現れ方 spatial — 地が先、量が後。陸と海が台紙として現れてから、数えている断面が置かれる。水路を左から右へ拭くと、船が一方向にだけ通るように見えてしまう(実際は双方向)。
参照例
実装 forms.chokepoint.draw(card, ax, extent, mark=(lon, lat, km), lane=, title=, notes=, grid=) demo: {'extent': [54.2, 59.6, 25.3, 27.9], 'share': 0.6, 'per_day': 83.7, 'tankers': 50.2, 'second': 'Yucatan Channel', 'second_share': 0.511}
流れ Flow — 何から何へ、どれだけ移ったか 不確かさ Uncertainty — どこまで確かか
不確かさ — Uncertainty
不確かさの帯 Uncertainty band Confidence band/Ribbon/分位帯
推定や散らばりの幅を面で塗り、中央(中央値・平均)を線で通す。点ではなく幅で値を見せる。
なぜこの数か 「どこまで確かか」。点ではなく幅で値を見せると、観測網の薄い時代と厚い時代の差、戦争や衛星の登場が図に残る。幅の変化そのものが発見になる。
素材の言葉 帯は霧の濃さ。線は霧の中の道。霧が晴れた時代ほど道がはっきり見える。
EN 帯の定義を図題に書き、代表値を線で通して末端に値、幅が発見なら寸法線で測る
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't 複数の帯を色分けして重ね、「誤差範囲」とだけ書く
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 uncertainty(推定が先、幅が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 uncertainty(推定が先、幅が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 推定値に幅があるとき(測定誤差・モデル間の差・分位) 「上がっている」と「ばらついている」を分けて見せたいとき 帯の幅の変化そのものが発見のとき
使わない・代替 幅の定義が言えない → 描かない。帯は定義があって初めて意味を持つ 複数系列の帯を重ねたくなる → 小さな多数(帯の重なりは読めない) 将来予測の広がり → ファン(先ほど広がる帯・別型)
上限値 bands 1 quantiles 四分位/十分位/±2σ/5–95%/very likely のいずれかを明記 series 1
入力データの形 順序付き期間 × 中央値 × 下限 × 上限
副カテゴリ・色の系統 推移/sequential
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 図題: 枠の左上、太字2行(量/基準期間と帯の定義) 帯: #CFE0FA(ACCENT の薄色)、輪郭なし 中央: INK 2.4px、末端に ● と値 寸法線: 帯の幅を名指す位置に ACCENT の縦線と「1942年 幅0.42°C」 直接ラベル: 帯の名前は帯がいちばん太いところ、線の名前は線の中ほど(紙色の縁取り) ゼロ線: GRAY_LIGHT 1.4px(偏差のとき)
作画規定 帯の定義(何%か・何σか)を図の中に書く。「幅」「誤差」とだけ書かない(IPCC・気象庁) 帯と線の役割を分ける。線は代表値、帯は不確かさ。帯の縁を線にしない 帯が細くて見えないときも消さない。細いことが情報。本文の幅の数字は帯の色(ACCENT)で組む 数値を本文で言うときは角括弧か ± で幅を併記する(「+1.2°C [1.1–1.3]」) 低確率・高影響の経路は帯に混ぜず、破線で別に描く(IPCC SPM) 帯の幅そのものが発見なら、寸法線で幅を測って見せる(観測網の変化・戦争・衛星以前)
動く版の現れ方 uncertainty — 推定が先、幅が後。答えているのは「どこまで確かか」。推定が引かれてから幅が開くので、幅が推定に付随するものだと分かる。
参照例
実装 forms.band.draw(card, ax, x, mid, lo, hi, ylim=, ticks=, band_label=, mid_label=, title=, width_marks=, end_label=) demo: {'n': 176, 'band_width_last': 0.07879009999999997, 'band_width_max_at': 1942}
翻訳 Analog — その量は、人の尺度(暦・場所・身体)で何にあたるか
翻訳 — Analog
暦の翻訳 Calendar analog 翻訳比較/Same-warmth day/Hometown 型
抽象量(°C)を、同じ観測列の中の人の尺度(暦の日付)に置き換える。量を先に置き、翻訳を後に添える。
なぜこの数か 「+2.5°C」は体で分からない。「いまの3月は百年前の4月はじめ」は分かる。翻訳は量の説明であって、量の代わりではない。だから量(°C)を必ず併記する。
素材の言葉 二つの年周期は、同じ場所の百年前といまの暦。翻訳の寸法線は、暦の上を先へ進んだ距離。
EN 量(°C)を二つの年周期で先に置き、焦点の月だけ暦の日付へ翻訳し、何年の暦かを図題に書く
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't 「東京ドーム何個分」のような別の物へ翻訳し、量を消して翻訳だけを残す
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 analog(量が先、翻訳が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 analog(量が先、翻訳が後)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 基準からの差(°C・ppm・km²)が、読者の身体や生活の尺度に置き直せるとき 同じ観測列の中に翻訳先があるとき(百年前の暦・別の月・別の年) 気候番組の基準線偏差に「自分ごと化」を足したいとき(週 1 まで)
使わない・代替 翻訳先を別の物から持ち込む(「日本7個分」「東京ドーム何個」)→ 量の型で量を言う 翻訳が主張になる(比較対象の選び方で結論が変わる)→ 選び方を図題に書けないなら翻訳しない 盛夏・厳冬など、同じ暖かさが暦に無い月 → 翻訳できない。別の月か別の尺度へ
上限値 analogs 焦点は1つ。他の月は地の重さの注記 scales 暦・場所・身体の三つだけ source_of_analog 同じ観測列(別の場所・別の物を持ち込まない) quantity 翻訳元の量(°C)を必ず併記
入力データの形 基準期間の 12 か月平均 × いまの 12 か月平均(同じ地点・同じ量)
副カテゴリ・色の系統 推移、偏差/sequential
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 図題: 枠の左上、2行(量の名前 ── 二つの暦/基準期間といま) 基準期間の年周期: AVG 1.6px 点線(平均の作法)。いまの年周期: INK 2.4px 実線+月中日の ● 翻訳(焦点): いまの月の点から、基準の暦で同じ暖かさの日へ ACCENT 1.6px の横の寸法線+●。札は太字 ACCENT(「いまの3月 10.8°C = 百年前の4月5日ごろ」) 他の月の翻訳: GRAY_MID 1px の寸法線と地の重さの札(「11月 = 10月30日ごろ」) 目盛: 10 / 20 / 30°C、単位は最上段だけ。月は 1・4・7・10・12 月
作画規定 翻訳先は同じ観測列の中から取る。別の場所・別の物を持ち込まない 量 → 翻訳の順。翻訳元の量(°C)を札に併記する。翻訳だけの札は作らない 焦点の翻訳は1枚に1つ。他の月は注記の重さ。翻訳できない月(同じ暖かさが暦に無い)は黙る 何年の暦かを図題に書く(基準期間=翻訳の物差し。X-09)。都市化など含めたものは landing に書く 見出しは翻訳の観察(「いまの3月は百年前の4月」)。「春が来なくなる」のような結論にしない
動く版の現れ方 analog — 量が先、翻訳が後。量が先、翻訳が後。二つの年周期が置かれてから寸法線が現れる。翻訳先が先に見えると、量が翻訳に従属してしまう。
参照例
実装 forms.analog.draw(card, ax, ref, now, focus_month=, focus_label=, ref_label=, now_label=, notes=, title=) demo: {'focus_month': 3, 'now': 10.83, 'ref_same_day': '04-05', 'shift_days': 21.1, 'shift_days_by_month': {1: -34.4, 2: 30.1, 3: 21.1, 4: 20.1, 5: 24.8, 6: 19.3, 9: -23.8, 10: -12.3, 11: -15.6, 12: -16.1}}
横断 Cross-cutting — 他の型と組み合わせて使う
横断 — Cross-cutting
数字の札 Big number with context Data Dash/Scoreboard/KPI カード
1面に1つの数字を大きく置き、その由来(量の名前・観測日・基準)と、小さな文脈図だけを添える。
なぜこの数か 読者が最初に知りたいのは「今いくつか」。数字を先頭に置くと、図は「それが多いのか少ないのか」を答える役に回れる。日次で更新できる骨格の表紙。
素材の言葉 数字は計器の針。桁は測定精度そのもので、回る桁(Bloomberg の小数6桁)は「いま測っている」の合図。旅行ポスターでは太陽の円がこの数字の席になる。
EN 数字を1つ、桁は精度どおり、由来と始点の値を添え、文脈図は従属に
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't 数字を4つ並べて色分けし、桁を誇張し、文脈図に凡例を付ける
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 count(数字が測定精度で止まる)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 count(数字が測定精度で止まる)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 日次・月次の報告の表紙(Earth の3プログラムの1枚目) 1つの量が世界を要約できるとき(CO₂ ppm・気温偏差・海氷面積) 読者が「今いくつか」を覚えて帰ればよいとき
使わない・代替 数字が1つに絞れない → 小さな多数か、型の本体へ 数字の意味が基準なしに読めない(偏差でも絶対値でもない指数)→ 基準線つきの折れ線 精度が桁に見合わない(誤差 ±5 の量を小数2桁で書く)→ 桁を落とすか、帯
上限値 numbers 1 digits 測定精度に合わせる(CO₂ 0.1ppm・気温 0.01°C・面積 万km²) context_figure 1つ。目盛は3〜4本 colors 2
入力データの形 最新値(数値・単位・観測日・場所)と、任意の文脈系列(順序付き期間 × 値)
副カテゴリ・色の系統 推移、大小/sequential
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 数字: 枠の左上、Gotham Bold 132pt。単位は数字の右に小さく密着(34pt)。これが1枚の焦点で、他に太字は無い 由来: 数字の下に「量の名前 — 観測日、場所」を GRAY_MID 22pt 文脈図: 枠の下 50%。年々の値 PAST 1px、平滑 INK 2.4px、最新点 ACCENT ●+線末の値(地の重さ。数字の札と競わせない) 始点の値: 系列の左端に「1958年 316ppm」— 数字の相手(何から増えたか) 目盛: 3〜4本、単位は最上段だけ。年は下端に4つまで
作画規定 数字は1つ。2つ目を置くなら、それは基準(去年の同じ月・平年)で、本文に潜ませる 桁は測定精度に合わせ、誇張しない。暫定値は出典に「暫定」と書く 文脈図は数字の従属。図題を持たず、数字の下の由来がその役を兼ねる 見出しは数字を繰り返さない。数字の「向き」か「例外のなさ」を言う 旅行ポスター(P)では数字を太陽の円に置き換えてよい。G1 では置き換えない
動く版の現れ方 count — 数字が測定精度で止まる。答えているのは「今いくつか」。桁が回って測定精度で止まるのが、その問いの形そのもの。
参照例
実装 forms.big_number.draw(card, ax, value, unit=, label=, x=, y=, trend=, ylim=, ticks=, yunit=, end_label=, start_label=) demo: {'value': '429.1', 'n': 821, 'same_month_last_year': 427.87, 'annual_years': 68}
横断 — Cross-cutting
小さな多数 Small multiples トレリス/パネル図/Facets
同じ型・同じ軸・同じ大きさの小図を格子に並べ、目の移動だけで比較させる。
なぜこの数か 「全部同じか、順に変わるか、1つだけ違うか」。12枚を見比べる代わりに、各パネルの右上の数字12個を読ませる。
素材の言葉 12枚の窓。同じ大きさの窓から同じ景色を見て、窓ごとの数字で違いを言う。
EN 同じ軸・同じ大きさ・意味のある順で並べ、軸の値は1か所だけ、各パネルの右上に結論の数字
JA 同じデータ・同じ作画・同じ寸法。変わるのは書体と、見出し・landing・出典の級数だけ
Don't パネルごとに軸を変え、目盛りを12回書き、目立つパネルだけ大きくする
EN 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 sweep(データの時間で刷る)。最後のコマが左上の静止版(M-07)JA 動く版 12 秒・作画 5.4 秒。現れ方 sweep(データの時間で刷る)。最後のコマが左上の静止版(M-07)
使う発見 4本を超える折れ線を重ねたくなったとき(スパゲッティの解消) 地域・月・カテゴリごとの「同じか、違うか」 1図1メッセージを守りながら、多数を見せたいとき
使わない・代替 2〜3系列 → 1図に重ねる(三本規則) パネルごとに軸が違う → 原則不可。どうしても要るなら本文に「軸は独立」と明記 パネルが 16 を超える → 見出しで束ねて2図に分ける
上限値 panels 4〜16 axes 共有(独立は明記) cols 3〜4 per_panel_series 1
入力データの形 パネル名 × 系列(同じ x 軸・同じ単位)
副カテゴリ・色の系統 推移、散らばり/sequential
解剖図(G1 form 枠 936×764px) 図題: 枠の左上、太字2行。格子はその下 格子: 4列。横の隙間 6%、各セルの上にパネル名の帯 パネル名: 左上 INK 19px。右上にそのパネルの数字(地の重さ。最も大きい1枚だけ太字+ACCENT=焦点) 系列: 年々の値 PAST 1px、11年移動平均 2px(数字と同じ色) 軸の値: 左上パネルにだけ目盛、左下パネルの下にだけ端の年。他のパネルは無印(同じ軸だから) ゼロ線: 各パネルに GRAY_LIGHT 1px
作画規定 軸を共有する。共有できないなら、その比較は小さな多数に向いていない 並び順に意味を持たせる(月順・北から南・値の順)。アルファベット順にしない パネルの大きさを揃える。強調したいパネルを大きくしない(Tufte) 軸の目盛りは1か所だけ。12回書かない 見出しは「全部が同じ」か「1つだけ違う」か「順に変わる」を言う。パネルごとの説明を見出しにしない パネルの結論を1つの数字にして右上に置く。12枚を見比べる代わりに、12個の数字を読ませる
動く版の現れ方 sweep — データの時間で刷る。12 枚が同じ時間軸。全部を同時に刷ると、月ごとの速さの違いが並んで見える。
参照例
実装 forms.small_multiples.draw(card, ax, panels, cols=4, ylim=, smooth=, title=, values=, value_color=) demo: {'panels': 12, 'cols': 4, 'shared_axes': True, 'diff': {'Jan': 3.19, 'Feb': 3.14, 'Mar': 3.39, 'Apr': 2.55, 'May': 2.84, 'Jun': 2.2, 'Jul': 2.48, 'Aug': 2.32, 'Sep': 2.3, 'Oct': 2.93, 'Nov': 3.43, 'Dec': 3.16}}